高校野球の「真実」 | オレヨロン【超個人的世論】

高校野球の「真実」

高校野球の「真実」 2007/04/22 13:45


高校野球がとんでもないことになっている。
西武球団の裏金問題に端を発したこの問題は、大学野球から、高校野球にまで波及し、名門チームが相次いで解散したり、活動を自粛する騒ぎになっているのだ。
まぁそれも仕方がなかろう。多くが、「スネに傷持つ身」であるに違いないからだ。
だいだい、私に言わせれば、高校野球の実態なんて、所詮こんなものである。カネがなければ、いい選手は来ないし、設備も道具も整えられない。遠征にも行けない。奇麗事では済まないのだ。
もっと言えば、朝日新聞が悪い。高校野球というののは朝日の「販売拡張の材料(拡材)」である。
高校野球が始まったころ、朝日はその人気を煽るために、社会面に載るような「美談記事」をどんどん記者に書かせた。
「病床の母に捧げる勝利」とか「(貧しい家庭の選手が)新聞配達で鍛えた足」だとか、はたまた、「爽やかナントカ」だとか、「全力疾走」だとか「教育の一環」だとか…。
ああ、書いているだけで、背中がこそばゆくなるような、いやいやウンザリしてくるような奇麗事(虚構)の連打である。
しかし、それが読者にはウケて、朝日は部数を大きく伸ばした。
虚構だとわかっていても、感動を欲しがるのが人間の心理である。予定調和の水戸黄門と同じなのだ。(だいたい新聞の社会面の「美談記事」というものは、朝日の高校野球に限らず、そういう性格を持っている)。
今回の問題は、そういう高校野球の「虚構」にルールを無理やり当てはめたために、起こるべくして起こった問題であろう。
私は昔から、高校野球のそういううそ臭いところが大嫌いである。
これを機に、高校野球を持て囃すのをやめてはいかが?


http://seiron.iza.ne.jp/blog/entry/156857/



今回は雑誌「正論」の編集ブログからの引用です。


以前に野球の偏向報道について書きましたが、そこで言った事のほとんどがプロ野球に関することです。
最近は次々と明るみに出るプロ野球の不祥事もあり、プロ野球の偏向報道に対して多くの人が疑問を持つようになってきています。


しかし、野球界の癌と言えば高校野球を忘れてはいけません。
日本人の多くはこの高校野球という幻想に洗脳されているといっても過言ではないからです。


はっきり言って高校野球というのは無料で使える高校生を働かせて金を取る興行です。
プロ野球のほうが選手を雇って給料を払っているぶん全然まともです。
そしてその底にはどす黒い利権と闇で流通する大金があります。


また、高校野球のどこが教育だと言うのでしょうか?
子供を甲子園と言う夢を使って洗脳し、学業を自ら放棄させ、野球づけにし私立高校に売り飛ばす。
ヤクザが売春婦を売買するのとまったく同じ構造です。


実際にそういった高校には教員免許も持たない監督が生徒に無茶な練習を科し、途中で怪我でもしたらその子供は一生を棒に振ります。
(いままで勉強せずに野球だけしてきたのだから当たり前ですね)


そしてその暗黒の世界に子供を陥れる為にマスコミは美談を仕立て上げ、スターを作り出し、他の高校の大会の何百倍もの圧倒的な報道で洗脳します。
しかもそれがテレビ朝日1局ならまだしもNHKを含む全TV局がこれに加担します。
さらに驚く事にかのNHK教育までもこの高校野球だけはその理念に反して報道されます。


日本の報道の歪みの原点はこの高校野球にあると言っても過言では無いでしょう。