別に怒っているわけではない

実は55歳の私は5歳の時からサッカーをやっている。
自分でも驚くがつまり半世紀をサッカーにささげているわけである。
まして阪神タイガースのメッカ神戸で育ったので野球ファンとの対決の歴史といっても過言ではない
「阪神ファンにあらずば人にあらず」攻撃をしのいできた青春時代であった。

私の嫌いなものは4年毎に定期的に日本中で自然発生する「にわかサッカーファン」である。
ワールドカップのときだけロナウドがどうのメッシはどうのとネットでの情報の横流しで会話を成立させている。
あろうことか「なかさんは長らくサッカーをやっているのにこんなことも知らないのか?」などという過激発言も飛び出す始末・・・
自慢ではないがワールドカップは小学校6年生の「西」ドイツ大会から深夜にもかかわらず、親の制止を振り切ってテレビと格闘していた歴史を持つわたしにとってこの攻撃は本当につらい・・・

話は変わるがベトナムはサッカーが国技である。
日本のように野球や相撲のような対抗馬がいないので国民ほぼ全員がサッカーを興じる。
私がベトナムで広くいろんな人とお付き合いができているのはこのサッカー繋がりが大きい。
まさに「芸は身を助ける」というやつ。
どこの企業にもサッカー部があり、仲良くなった企業とはすぐにサッカーをやると確実にやつらの「フトコロ」に入ることができる。
あとは打ち上げで乾杯を重ねたら仕上げである。

そこで毎週木曜日の午後8時から10時は40歳以上のサッカーチームを作って汗を流している。場所はホーチミン市内の薬科大学の構内。
これがまた運動不足のおじんにとって健康にいい!
確実に2キロは痩せるがその後の宴会でビールを飲んで3キロ太る


動画はこちら

ベトナムで毎週むさくるしいおじんが集まってサッカーをやっているのであるがいいこともある。
たまに日本代表チームなどがベトナム遠征でやってくるときは見学に来てくれたりする。こんなことは日本ではありえないが、役得以外の何者でもない。


サンフレチェ広島優勝時の森保監督(ドーハの悲劇の話をピッチ上での体験談を聞きました)

先月は代表の久保選手が来て見学どころか一緒にプレーをしてその後一緒に酒を飲んだ。
無口でマスコミ泣かせで有名な久保選手、実際はきさくな方でした。



ドラゴンこと久保選手とプレー
(久保選手からもらったゴール前のパスを決めたかった・・・)

あ、タイトルはよく「ええ年していつまでサッカーやってるん」という心遣いのない質問に対しての心からの雄たけびでした。

サッカーねたは長くなりそうなのでつづく・・・