2018/9/11
シトコヴェツキーピアノ三重奏団
ヴァイオリン  アレクサンダー・シトコヴェツキー
チェロ  イサン・エンダーズ
ピアノ  ウー・チェン
クラリネット 吉田誠

武蔵野市民文化会館

メンデルスゾーン
ピアノ三重奏曲  第1番

メシアン
世の終わりのための四重奏曲


武蔵野市民文化会館にて聴いて参りました。最初にシトコヴェツキーさんから、今回、北海道の地震についてのお話と、そのために札幌公演がキャンセルとなり、本日の武蔵野市民文化会館での公演が、日本でのはじめての公演となることなどご挨拶がありました。

四国からこの公演のために来た友人を含めて4人で、最前列で聴きました。角度的にちょっと首が疲れましたけれど、やはり奏者の息遣いが直に伝わるところは良かったかと思います。

小編成の実演はまだまだ経験が少なくて、メンデルスゾーンはあらかじめCDを聴いていたものの、メシアンのこの曲は初体験です。

メンデルスゾーン、3人の息の合った集中力ある演奏で、わたしはとても気に入りました!お隣の音楽評論家の方のご感想は、「若さあふれる爽快な演奏」。これは、もう一人の友人の解説により、憂いといったものが少ないともとらえられる、とのこと。なるほど、そうか〜と思いつつ。

メシアン「世の終わりのための四重奏曲」
いい機会を持つことができました。もちろん三重奏団のメンバーも良かったのですが、吉田誠さんのクラリネットに驚いた!目の前で演奏を聴かせていただきましたので、音がそのまま迫って、微かなる息のような音からロングトーンがどこまでも続いて大音量に至る演奏は圧巻でした。
第二次世界大戦時の収容所でかかれた曲、そのために楽器が限定されている、という解説を読み、音楽がいかに条件ではなく、どこにでもどんな状況にでも派生し得るものなんだな、と一人で納得しています。

ではではもう一度聴けるかと言われると、数年に一度くらいの体験でよいのかもしれません^ - ^