なんとな〜く今日は体調もすぐれず、お天気もはっきりせず、おうちで音楽鑑賞を。
1964年のバイロイト祝祭歌劇場、カール・ベーム指揮の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のCDです。
ベームのバイロイトデビューは1962年のトリスタンとイゾルデで、マイスタージンガーはこの録音の年が初めての指揮だそうです。
歌手陣が素晴らしい時期なのですね〜。ザックスにヨーゼフ・グラインドル、エファはアニア・シリア
この後、アニア・シリアの恋人、ヴィーラント・ワーグナーが亡くなって、シリアはショックを受けてワーグナー作品を歌わなくなってしまったそうです。のちに指揮者ドホナーニと結婚されたのですね。
バイロイトにてマイスタージンガーを聴くことは、私の次の目標かな…。バイロイトについては、自分の人生の中での大きな物語になっていて、前回Lohengrinを聴くにいたった経緯もとても思い出深いけれども、きっとマイスタージンガーにも新しいステキな物語が生まれると思っています。

このCD、歌手の素晴らしさがずんずんと伝わる一方、オケの独奏部の録音がちょっと不安定なのが残念です。モノラルでこの時期のバイロイトのライブ録音の限界だったのかもしれません。