広島・呉 戦艦大和!! | 英国アンティーク・雑貨『VICTORIAN DREAM』ブログ

広島・呉 戦艦大和!!

呉市の大和ミュージアムに行ってまいりました!

呉は、東洋一の軍港・日本一の海軍工廠として栄え、
世界一といわれた戦艦『大和』を作り出した事で有名ですね。

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この日は、4月7日。

昭和20年(1945年)のこの日、坊ノ岬沖の海戦でアメリカ海軍の
空母艦載機の攻撃によって大和が沈没した日でした。

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この模型は、実際の大和の10分の1のスケールだそうです。きらきら

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沢山の砲塔が圧巻でした。

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大和といえば、46cm砲

この主砲の射程距離は40000メートル越えで、当時の戦艦の中では最大で
なおかつ攻撃力は世界最強だったそうです。

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赤い三式弾を除く白いものが、46cm九一式と呼ばれる徹甲弾です。

徹甲弾は、目標の直前に着弾して先端の尖った部分
(風帽や被帽といいます)が取れ、そのまま直進して
敵艦の装甲を貫くという砲弾です。

手前から3番目のものは、先端の取れた弾体です。

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ちなみに銀色のこちらは、大和ではない戦艦に使用された
36cm九一式の徹甲弾です。

徹甲弾も姿は様々。

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艦載機も精密に再現されておりました。

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上からみた戦艦大和。

一際目を引く木甲版も、職人の素晴らしい業によって
忠実に再現されておりました。きらきら

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こちらはそのミニチュア木甲板の部分です。

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連合艦隊司令長官の山本五十六の年表をじっくり。

海軍は頭脳が命と申しますが、
様々な海軍の学校を卒業し、ハーバード大学にまで
留学するなどさすが海軍の長ですね。

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そしてこちらは、戦艦『長門』の軍艦旗です。

戦艦『長門』は、終戦時日本海軍戦艦の中でも唯一活動可能な艦でした。

終戦後、アメリカ軍に摂取された長門は、
南太平洋ビキニ環礁にて行われた原爆の空中爆発実験に利用されましたが、
ほとんど無傷だったそうです。
そして水中爆発実験に使用された際に沈没いたしました。

こちらの軍艦旗は、終戦時に長門で使用されていたもので
長門を接収したアメリカ海軍艦長の娘さんにより
テレビ東京の番組『開運!なんでも鑑定団』に出品されたそうなのです。

それを、出演者の石坂浩二さんが買取り、
呉市と大和ミュージアムに寄贈されたのだそうです。きらきら

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展示室からお外を見ると、ミニチュア戦艦大和で
ラジコン大会が行われておりました。音符

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こちらへ来てくれました~。
可愛い……テヘ

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そして違う展示室へ……

こちらは、魚雷です。

写っているものは、呉海兵団にて教育に使用されたものです。

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こちらも魚雷の『回天』です。
父から、回天の事は聞いておりましたが……

魚雷は魚雷でも、人間魚雷と呼ばれた特攻兵器。
即ち、人がこの魚雷に入って操縦し、敵艦に体当たりしたのです。

回天に搭乗し戦没した者は100人以上を超え、
また彼らは20代前後の若者でした。

彼らの遺品や遺書、また録音された最期の言葉など、
見て読んで聞いて、涙が溢れました。

こちらの回天は十型という試作品で、実際に彼らが乗った回天は
もう少し大きかった事が分かりました。

しかし、小さな鉄の筒のようなものに入り、
「お国の為」と散っていった若き命の事を思うとやりきれません…

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こちらは、特殊潜航艇『海龍』です。

昭和20年に静岡県網代湾にてアメリカ海軍航空機の
ロケット弾が艇尾部を直撃し沈没いたしましたが、
昭和53年(1978年)に引き揚げられたそうです。
不発弾でしたので、バラバラにならなかったのですね。

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零戦62型です。

この零戦は、昭和53年に琵琶湖から引き揚げられ、
様々な旅をしてこの大和ミュージアムに迎えられたそうです。

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こんなものに乗って操縦していたのだなぁと思うと
ただただ感心してしまいます。

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沢山の模型展示物。

戦艦、巡洋艦、空母艦、駆逐艦……などなど
それぞれの重要な役割などあまり詳しくなかったので
模型を通して新たに色々と勉強できました。

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それから、ミュージアムの傍でランチ。ごは~ん♪きらきら

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有名な海軍カレーを頂きました。カレー

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その後、ミュージアムショップにてこちらを購入いたしました。

実はこれを読んでいて記事を書くのが遅れてしまいました。&

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不沈艦といわれた戦艦大和。

山本五十六は、大和の建造計画中にこう予言しておりました。

“巨艦を造っても不沈は有得ない。
将来は飛行機の攻撃力は非常に威力を増大し、
砲戦が行われる前に飛行機の攻撃により撃破せらるから、
今後の戦闘には戦艦は無用の長物になる”

実際彼の予言通りとなってしまった幻の戦艦ですが、
その卓越した戦前の造艦技術に今日でも人々は魅了される
のだなぁと体感した日でした。

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それでは、この辺りで失礼致します。薔薇