松江 武家屋敷潜入♪ | 英国アンティーク・雑貨『VICTORIAN DREAM』ブログ

松江 武家屋敷潜入♪

この通りは、伝統美観保存地区の塩見縄手

松江開府の祖、堀尾吉晴が慶長12年(1607年)から
慶長16年(1611年)に松江城を築城している際に
城のお堀を囲むように侍屋敷が連なった通りも造られました。

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二百石から六百石ほどの中級武士の
武家屋敷が連なっておりました。

江戸期の当時、この武家屋敷通りに一時期住んでいた
松江藩の中老塩見小兵衛の名前と、一本の縄手のように
伸びた道を合わせて『塩見縄手』と名づけられたそうです。

この武家屋敷は、享保18年(1733年)の大火によって焼失、
そしてその直後に再建、以後270年以上も江戸期のまま保存
されている、全国的にも貴重な遺構です。

江戸時代はとにかく火事で木材の建物が焼失していますから、
このように残っていることに大変感謝です。

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武家屋敷の中へ~♪
タイムスリップ!!きらきら

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屋敷の当主の間や、奥方の間、家族の間の中には、
お歯黒道具、刀箪笥、お化粧道具や羽織などが
展示されております。

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“次の間”には、姫駕籠が目を引きます。

この姫駕籠は、松江城の天守でご紹介致しました
松江藩筆頭家老大橋茂右衛門の娘が輿入れの時に
使用されたものだそうです。

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はい、お座敷です。

左に御座しますのが、中老 塩見小兵衛です。
急用で書類を持って彼の指示を仰ぎに来た秘書的役割の
近習頭とのシーンはリアルです。

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お座敷の袋戸に立ててある背の低い屏風が粋です。きらきら

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茶の間の空間も味がございます。ティーポットハート

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今までのお部屋たちは、母屋の中での“表側の顔”です。

裏側の方へ回ると、質素で生活感溢れる造りとなっており
公私の違いがはっきりと分かります。

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お台所。
なんだか、ワクワクしてしまう空間。
おみっちゃん(架空の人物 笑)が
お櫃を持って駆け回る姿が浮かびます。町娘(ピグ)

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湯殿です。

出ました、五右衛門風呂おふろ

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そして母屋を離れ、長屋門の中間部屋を見学。

中間は、武家屋敷に住む中級武士などに仕え門番や
屋敷の外の監視などの雑務をしていた者のことです。

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その中間部屋の中に、様々な行灯が。ちょうちんきらきら

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本物の武家屋敷はやはり素晴らしい。

沢山の見所があるので、機会がございます方は実際是非
訪れてみてください。サムライきらきら