昨夜は明治座140周年の舞台 江戸川乱歩原作の 黒蜥蜴を観に行きました。

美輪明宏さんの名演をかつて観た方に連れて行っていただいたので

浅野ゆう子さん主演は、その世代の方々には不評のご様子でした。

浅野さんの顎を出した演技は何なの?

なんて言われていましたが、W浅野と呼ばれたトレンディドラマの女王が

美輪さんを超えるのは難しいでしょう。

美輪さんは若い頃、銀座でシャンソンバーをなさっていた時に

三島由紀夫さんに見いだされたそうです。

美輪さんの若い頃は、ISSAY(exデルジベット、exPhi~を44マグナムの広瀬さとし JIMMY氏と演っていました)に似ています。

三島由紀夫さんが亡くなった三日後に僕は生まれました。

最近、色々な舞台を観て思うのは

やはり文学座出身の役者さんの表現力は素晴らしいということです。

鍛冶直人さんは 脇役の 一寸法師というギャング役でしたが、

動き、存在感、発声で 最初のシーンから脳裏に焼き付きました。

鍛冶さんは文学座公演では主役として北海道と九州に出演なさいます。

山田洋次監督が 主役は下手で観客から同情されるくらいが良い

なんて本に書いていますが

明智小五郎役の加藤雅也さんは、美のカリスマ 岡江美希さんが

20代の頃に、好みのタイプと絶賛していた超イケメンですが

表情や表現力を見ると、菅原文太さん世代の役者さんを超えれないのかな

と思いました。

江戸川乱歩の作品では、人間の剥製とか 物騒なモノが出てきますが、

その伝承者として藤子不二雄Aさん。

たとえば 藤子Aさんの短編で 月下美人

好きだけど結婚できない女性を水槽に入れて

保存するなんで怖いお話です。