一昨日の夜、久しぶりの頭痛に襲われた。
最初は痛いなぁとのんきに思っていた矢先、激しい頭痛と共に意識がなくなった。
気付いたら、彼が頭を冷やしてくれていた。
ボヤァ~っとしていて状況が分からない。
ジュリアといちごに交代したらしい。
そして私の視力が著しく落ちてしまったことに気付いた。
全てがぼやけていて、物を近くで見ても大体の輪郭しかつかめない。
光が目を刺すような痛さで飛び込んでくる。
どうして、どうしてこうなってしまうんだろう。
彼が必死に私を落ち着かせてくれた。
朝からサングラスをかけて、少し這うようにゆっくりしか動けない。
彼が仕事前に買い物に行って、私のお昼ご飯やクッキーやチーズなど、大好きなものを沢山買ってきてくれた。
朝ご飯を作ってくれて、あわただしく仕事へ行く彼に、「ありがとう」と「ごめんね」という気持ちで一杯だった。
とにかく休もうと、夕方暗くなり始めたぐらいからベッドへ。
すっかり寝てしまい、彼の「ただいま」の声で起きた。
突然彼が「目をつむってて」と言った。
「えっ?」
「気分が不安定な時は、色んな子が出てきちゃうから」
その言葉でなんとなく分かった。
右手首を切っていた。
手当てをしてくれる彼。
「目はどう?」と聞く彼に、ゆっくりと目を開けてみた。
真っ暗い部屋に、彼の姿が見えた。
顔も見えた。
「治ってる!」
そう言うと、彼はとても喜んで「電気つけてみるよ」と、部屋を明るくした。
見える。痛くない。
けど、右手が痛い。
治って良かったと思う反面、また傷が増えるのが心配でたまらない。