2014年のクリスマスの夜に授かったクリシュナ神の超次元の姿は精神界クリシュナ・ローカの質を地球にもたらしました。

それは地球だけでなく物質宇宙に存在しないクリシュナ自身の姿によって、生きながら精神惑星に移住したという証です。

このクリシュナ神の愛で、人類や地球の生きとし生けるもの、また全ての場所や物が精神の質となって、サットチットアーナンダの永遠の実在、知識、至福に満たされていくでしょう。

そして全ての生きとし生けるものが地球上でクリシュナの顕現体として生き、死後はクリシュナ神の精神世界へ帰ることになるでしょう。


クリシュナ神の超次元の姿と至福の愛と喜びは、宇宙意識と精妙な宇宙粒子から形成されているバガヴァッド・ギーターの言霊を理解することを可能にします。

神と自分を愛し、創造主神クリシュナと私たちの魂がともに喜ぶ宇宙創造、神の国への帰郷をしていきましょう。

 

美しい大自然、陰陽調和された地球が實現し、私たちの内なる心と、地球人類が平和でありますように。

 

生きとし生けるものが幸福であって、クリシュナ神の愛と教え、精神宇宙に導かれますようにお祈りいたします。

 

クリシュナ神の愛より

 

インド哲学の入口 インド哲学精神指導者バール・クリシュナ・フミオ先生のブログのリンクです。

インド哲学、創造主神クリシュナに興味がある方は是非どうぞ。

 

 

バガヴァッド・ギーター 一章八節

bhavan bhismas ca karnas ca samitinjayah

asvatthama vikarnas ca saumadattis tathaiva ca

高徳のあなたご自身、ビーシュマ、カルナ、戦勝者クリパ、アシュヴアツターマ、ヴィカルナ、ソーマダッタの息子、ジャヤドラサ。

 

 

次は戦勝者クリパについてです。

 

クリパはシャラドヴァッドという仙人の息子です。

 

シャラドヴァット仙は武術に優れ、武道とあらゆる武器の技を極め習得するのに森で修行していました。

 

これを恐れたインドラがシャラドヴァットの元へ美しい女性ジャーラパディーを送りこみ妨害しようとしました。

 

その美しさに感動したシャラドヴァットから漏れた精液が葦の茎に落ちて二つに分かれ双子の兄妹が生まれました。

 

シャラドヴァットがそのことに氣づかず、森へやってきたクル族のシャンタヌ王に引き取られた兄妹は兄がクリパ、妹がクリピーと名付けられました。

 

クリパはこの物質世界での個人のマーヤー・幻想を象徴しています。

 

人はこの物質世界を本当の世界だと思い込み、その中で様々な困難と出会い、魂を成長させていくことになります。

 

マーヤーはクリシュナが創造活動の中で宇宙幻影を作り出すことです。

 

それを引き起こす要因は創造力、時間、空間、宇宙原子ともいわれています。

 

聖書に、御座の近く、その周りには四つの獣がいたが、その前にも後にも一面に目がついていた(ヨハネの黙示録4:6)とありますが、

 

意識をこの四つの境地を超越して觀る境地に引き上げた時には、物質宇宙も霊的宇宙も含めた宇宙の實相を觀ることができるようになります。

 

バガヴァッド・ギーターには、クリシュナの外的エネルギーである物質幻惑マーヤーによって、私たちは精神的な本性である魂のこと、

 

創造主神のことを忘れてしまっているとあります。

 

誰もが生まれたときからグナによって堅く縛られているため、外的自然がどれほど強力に私たちを物質の体に束縛しているか知ることは出来ません。

 

物質的に豊かになりさえすれば幸せになれると思っていても、グナ(物質自然の三様式)によって支配された活動では本当の幸福や自由を得ることはできません。

 

私たちは自我の欲求を満足させるためにあくせくするのではなく、創造主神クリシュナが私たちに今望んでいることにまず意識を向けなければなりません。

 

それは、精神知識といわれるインド哲学を知り、クリシュナ神と私たち一人一人の永遠の愛の関係性に立ち返ることでマーヤーの覆いから解放されることができるということです。