広がる草の間からは太陽の光が差し込んでくる
生い茂る草木の中を小さなトンネルが通っていた
そのトンネルを一歩一歩進む
すっと顔を上げると、目の前に光の出口
ちょっと足を速めて出口に顔を出した
頭上に広がる青い空
地面から伝わる温かい空気
右、左と見ると
灰色の地面がゆらゆら揺らいでいる
顔、右手、左手の順に出してみる
最後に尻尾が出る頃には、
僕の茶色い毛がきらきら光っていた
灰色の地面を挟んで向こう側
同じ緑の壁が広がっている
その下には同じように小さなトンネル
そのトンネルに徐々に近づく
進むにつれて、地面が凸凹している
たくさんの凸凹
ついつい突付いたり、叩いたり、
そのうち、凸凹の隙間から小さな黒ありが出てきた
どんどん出てきて、細長い列が出来上がる
ありは凸凹に沿ってトンネルへと向かっていく
暑いのかな
そろそろ僕もトンネルの中へ入りたくなってきた
トンネルに近づいて、もう一度振り返る
灰色の地面の凸凹
あれおもしろいな