2011年が終わり
新しい年を迎え
はや3ヶ月..
そして.
2012年3月11日を迎え
東北地震から1年が過ぎました。
計り知れない程の苦しみや悲しみが蘇り
やるせない気持ちの中
それでも
私たちの鼓動は動き続けています
忘れてはいけません
"今" "生きている"!
ということ…☆
今ある"命"を
今ある"体"を
大いに使ってあげましょう
この節目と共に
2012年になって
グッときたメッセージを
今日はご紹介したいと思います。
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"自分のため"から"誰かのため"へ
女は時代の気配に敏感。ちょっとした出来事で価値観が変わっていく。だから2011年のあの出来事が、私たちの価値観をどれだけ変えてしまったか、もう計り知れないほど。みんな気づいてないかもしれないけど、美の定義すら変わってしまった気がするのだ。
それまでの日本の女性の意識をもっとも端的に示すのが"自分好き"ということだった。自分が大好きだから、「カワイイ」がつねにキーワードとなっていた。
ただ若くありたいだけじゃなく、愛されたい、どこかで甘えたいからの、"大人カワイイ"。それはまだ"本当の大人"になりたくないという潜在意識の表れだったのではないか?
しかしあの日を境に、女たちのテーマが変わった。
"大好きな自分"はひとまず横に置いて、愛する人のため、誰かのため、"人を幸せにする"ためにこそ、キレイになりたいという方向へ変わった。
かつて"幸せ顔"と言えば、自分自身が"幸せであること"が大前提だったが、2012年"幸せ顔"は、あくまで周囲を幸せにできる美しさを指すことになる。
カラートレンドも2012年"サンゴピンク"が目立つのはその表れだろう。
人わいちばん優しく思いやりある女に見せる色。そして、周囲までを幸せにする色。まさしく生まれながらの"幸せサンゴ"が頬に、唇にいちばんよく映える年。そういっていいと思う。
スキンケアでも単に肌を持ち上げるのじゃなく、筋肉を持ち上げて"真顔が笑顔"みたいな上向き顔をつくる、笑顔リフトともいうべきリフトメソッドの提案がにわかに増えている。
もちろんスキンケアでそこまでできるようになったからこその自然の流れ。そして笑顔リフトは人にとって永遠のテーマだが、2012年はことごとく"ハッピー"がテーマになっている。

.存在ごと清らかになること。だから自分浄化の時代
でも今回ばかりは、「暗く悲しいことがあったから、早くハッピーになりましょう」という単純な話ではない。もっともっと深い気持ちがその奥に息づいていた。
それは、自分自身が清らかな存在にならなければいけないという想い。
あの時、ひとりひとりに問われたのが、自分は"人の痛みがわかる人間か?"ということ。
人の苦しみを感じ取り、癒したいと思うのかどうか?それが自分自身に突きつけられた。だから多くの人が、心の底から清らかな人になりたいと思ったはずなのだ。
つまり"清らか"こそ、究極の美しさ、そういう美の本質に行き着いたともいえるのだ。
あの日から明らかにキレイの基準が変わり始めたのである。そして気が付けば、生き方までもっときちんと丁寧に生きなければいけないという気持ちになっていた。
つまり自分を丸ごと浄化したいという、浄化願望が生まれていた。生き方から生活から、自分自身まで、そっくり浄化したいと生まれて初めて思ったかもしれないのだ。
あくまでも、自らを浄化して得られる心の充足が、2012年の"幸せ顔"をつくっていくのである。
かくして、"清らかになりたい"という想いが心を美しく整えてこそ、本当の幸せがやってくるという考え方が、キレイの定義も変えてしまった。
自分の心が穏やかになるから、その分だけ幸せが大きくなる…ともかくそういう心の安らぎが美しさをつくる年になるなら、素敵だ。
著: 齋藤 薫(エッセイスト)
~ELLE 2月より~