とにかく、ドライブ。それは車の運転が好きだから。
食道がん摘出のため、手術で食道と胃の三分の一を切除したMy家族。
手術前に2度の抗がん剤治療をおこなったものの、奏功せず。
(大きくもなってはいなかったが。)
手術後は、これまた想像していなかった山あり谷あり。
初体験だから想像できないのは当たり前だが、見ること、聞くこと、体験することすべてに右往左往。
そして合併症で1か月ほど入院が延び、やがて退院すると、抗がん剤の副作用にさいなまれ、食事は思うように摂れないことに気を取られていたら、筋力が著しく落ちていた…。
そこで、食道がん・胃がんの手術後、5か月経ち、思い切ってやったことは、「ドライブ」だ。
なぜドライブかというと、とにかく、ほとんど家で寝ている(横になっている)か、トイレにいるかの日常をなんとかリハビリ的につなげなければ、と素人の浅はかな考えながら、ドライブ好きなMy家族をドライブを通じてリハビリにしようと決意。
日頃、前述の通り、寝てばかりいるMy家族に、果たしていきなり外出する気力があるかどうかが疑問だったが、とにかく声をかけてみると、あっさりとOK。
こちらが「え、いつもあんなに具合が悪いのに、外出して大丈夫?」と問い正すほどの即答。
というわけで、ドライブへゴー。
といっても、さすがに遠出をする勇気はないので、近所をちょろちょろと。
ここでポイントは、ドライブ好きなMy家族本人に運転をしてもらう点。
今考えれば、最初はケアラーやちぼうずが運転すればよかったが、そのとき、「リハビリしてもらわねば」という一心で気が回らず、いきなり運転をさせた。
結果、運転自体は楽しかったらしく、よい気分転換になったようだ。
それからは、My家族の体調をみては、ドライブに連れ出すことに。
ドライブなら、誰かと接触することも避けられるし、感染症の心配がないことは、リフレッシュ方法として、かなりよかったように思う。
何より、My家族は運転に集中し、ほかのことを考えなくてよい時間をつくることができる。
ちなみに、突如の空腹、もしくは、決まった時間に食事を摂れないことを考え、抗がん剤治療日用の食べ物セットは毎回用意して出かけた。
やちぼうず



