求職者1人に対して何件の求人があるかを示す「有効求人倍率」
が全国的な上昇を続けています。厚生労働省が11月末に発表
した10月の有効求人倍率は1.4倍と、1991年8月に同じ1.4
倍を記録して以来、25年2ヵ月ぶりの高水準です。これまでは
有効求人倍率がいくら高いようでも、非正規雇用の増加による
ものである傾向が強かったですが、東京では正社員の有効求人
倍率が1.26倍と、過去最高を更新しています。パートやアル
バイトなど非正規雇用だけでは働き手が集まらないということで、
より待遇がいい、正社員としての求人を増やす企業が出て来た
わけです。数字で1991年当時に並んだ割には世相が暗いのは
何ででしょう。1991年と言えばバブルのピークの頃で、本当に
世の中、人手不足でした。いくらでも仕事があって、サラリーマン
もOLも金遣いが荒かったです。お金を浪費してもすぐにまた
稼げたからです。有効求人倍率が当時に並んだなら、同じ
現象になりそうなものですが、全然そうなってないですね。
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