7月3日はビアンコーネ福島にとって忘れられない日となるでしょう。これほどまでに雨を恨んだ日はありません。U-12の全日本少年サッカー大会福島県予選の決勝、震災後、県内でのトレーニングがままならない中で、県外中心に遠征しながら大会へ向けてトレーニング、毎週の遠征はきつかったと思いますが、それでも選手たちは逞しくなってこの大会に臨みました。ビアンコーネはU-12とゴデーレの2チームエントリー、ゴデーレもとても良いサッカーをしながらも途中で敗退しましたが、U-12は快進撃を続けいよいよ決勝の舞台に進みました。決勝の相手はアストロン、1月の新人戦では、かなり差をつけられての敗戦をしました。半年のトレーニングの成果がどれ位ついたかが一つのゲームを見るポイントになりました。前半立ち上がり10分はビアンコーネの時間、早いプレスから積極的に攻めチャンスを作る。前半の後半はアストロンのペース、ロングボールからチャンスを作りビアンコーネゴールにせまる。後半スタートもアストロンの時間、後半の給水タイム後はビアンコーネの時間、積極的にボールを奪い、早いパス回しからサイドに起点を作りながら、ピッチを大きく使って攻めるも得点にはつながらず、0-0のまま延長戦へ、延長もお互いに譲らず0-0のままタイムアップ、延長入るころから雨が降り出してしまった。誰もがPK戦と思っていたら、なんと、中断。10分待って雨が上がらなかったらコイントスで全国の出場権を争うという前代未聞の締めくくり。ちょっとまってよ、コイントスはないだろう!中断も10分は短すぎるんじゃない!できないなら、日を改めてPKだけやればいいじゃないか!と思っているうちにコイントスが行われ、結果、代表権はアストロンへ、放射能の影響への対応とはいえ、大会要項にあったとはいえ、小学生にはきつい決め方だと思いました。両チームともに頑張ったと思います。しかし、いつまでも、引きずらないで、次に向かって更にトレーニングに励んで欲しいと思います。今回の件は、神様が、ビアンコーネは全国に行くのはまだ早いよ!もっとスキルアップしてよ!と言ってくれたと考えてます。すぐに、東北大会、来月はダノンカップとあります。今大会以上のパフォーマンスが出せるようにトレーニングに励んで欲しいと思います。スタッフも今大会のゲームを分析しながら、できたこと、できなかったことを明確にし、トレーニングに活かしたいと思います。3日のゲームで最大に感動したのは、ゲーム終了後、ビアンコーネの選手たちが、アストロンの応援団にあいさつし、「全国大会では頑張って下さい」とリョウタロウがみんなを代表してあいさつ。この選手たちこんなに成長したんだと、とても感動しました。まだまだこれから、この選手たちが中3になった時しっかり全国で勝てるレベルにしなければと思いました。
今大会は、たくさんの方が毎試合応援に来て下さりありがとうございました。みなさんの応援はかなり選手の後押しになったと思います。ありがとうございました。