5月5日
ナヘラへ
9日目
9日目
そう、前日にスポーツショップにて、10ユーロくらいでフリースを買って、手袋も2ユーロでゲットし、意気揚々といざ行かん!と、この日は30キロコースの長丁場のため6時半出発!!!
…しようとしたら、彼の靴がない!!
(((( ;°Д°))))
探せども探せどもない。
ここまでの道中、一緒だった人たちもみんなで探してくれたけれど無い。
早い人たちは5時台には出て行っていた。
恐らくこの中に犯人がいると思われる。
もしかして、間違ったのかも?とか、優しい気持ちを持ちたかったが、宿の全員が出発しても残る靴はなく…
確信犯だったのだなと悲しくなった。
そして、誰より怒り気落ちしていたのはうちの彼。
そりゃそうだわ。
事前に足慣らしのためにと、旅前に靴をしっかり履き慣らし、万全の状態に仕上げた靴。
それが消えた。
さらにこのことにより、靴を買い直さないといけなくなり、店が開くのは10時とか。
6時に出る予定がタイムロス。
しかし、この日は、一緒に靴探しをしてくれていたメンバーが先に到着したら宿情報を流すから!と言ってくれたり。
昨日のカップルになっていたフランス人の男の子もうちの、彼を必至に元気つけてくれたり。
みんな優しかった。
しかし、中々ご機嫌の直らない彼氏。
タイムロスがどうのこうのと、手持ちにあるスポーツサンダルで続行するからこのまま行くだのと意地になってる。
気持ちはわかる。しかしまだ30日近く残っている。
スポーツサンダルだけでは乗り切れないと思われる。
なだめてなだめて、やっと買い直す方向に。
しかし、前日訪れたスポーツショップでは彼の希望の靴はなかった。長旅だし、靴が命のカミーノデサンティアゴ 。妥協はできない。
ここのスポーツショップにあれば、旅のルートにすぐに合流できたのだが、はるばるバスにてスポーツショップまできたものの、結局またバスで市内に戻る。
ログローニョは大きな町なので、街中のスポーツショップにて、結局盗まれた靴と同じ靴を購入していた。
買う前は同じ靴は何回も見るたびにムカつきそうだから嫌だと言っていたけれど、合う靴ってのに勝るものはない。
時間短縮で最善と思ってバスにてスポーツショップに移動したのに、無くて市内にバスで戻るというかなりの無駄を、してしまったが、彼の機嫌も戻ってきたのでよかった 笑
私はというと、膝の痛さが限界だったため、前日にスポーツショップに行った際に、膝にマジックテープで固定するタイプのサポーターを買っていた。
動き辛いような気もするが、膝の痛みが軽減した気がした。
みんなから遅れること7時間後に出発。
到着は夜の8時頃と思われた。
しかし、遅く出たら出たで、道にはほとんどほかの巡礼者もおらず、ゆっくりとした気持ちで歩けた。
早朝に出発すると、ツアーバス5台くらいで来ました?という、人 ひとひと、ひとで遥か先まで巡礼者が見える。
そして、すれ違うたびに
『オラ!(こんにちは!)』
『ブエン カミーノ!(よい旅を!)』とほぼ必ず言う。
いいコミュニケーションなんだけれど、これだけ、巡礼者がいると、ずーーーーっと言い続けないといけない。結構しんどい。
それが、この午後出発の時はほぼ無かった 笑
少し気分転換。