時田 ひさ子HSP/HSS LABO代表カウンセラー ホームページより

HSS型HSPの定義
Definition of HSS type HSP

好奇心旺盛なのに傷つきやすい。複雑な特性を持て余す才能豊かなHSS型HSPたち

生まれながらに高度な感覚処理感受性を持ちながら、一方で、刺激を求め、
ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person, HSP)でかつ、
ハイ・センセーション・シーキング(High Sensatio Seeking、HSS)である人のことです。

HSP研究の第一人者 心理学博士エレイン・N・アーロンの研究によると、
HSPは人口の約20%を占め、さらにHSS特性を併せ持っているのはその30%。
つまり、20%×30%=6% が、
感受性豊かで繊細で傷つきやすく、かつ新たな刺激を追い求めるHSS型HSPであるといいます。

このタイプの人は、もともと持っているふたつの特性に矛盾を抱えています。

新たな局面を求めて外に関心が向かいます。(HSS)

新しいことを知りたくてたまらないので、新たな情報を収集するために検索したり、調べたり、外に出て人と関わります。(HSS)

そうした新たな情報を求めるがあまりに外に向かうと、
そこでさまざまな刺激に接触して、傷つくような出来事も起こります。

傷つき、打たれ弱さが出てきてしまうのです。(HSP)

刺激はほしい(HSS)けれども、傷つきやすい(HSP)。
それがHSS型HSPです。


HSP特性と同じで、HSS特性も意識的に行っているものではなく、
生まれながらに備えもっている神経システムによるものです。
刺激を追求することも、繊細で感受性が豊かなこともすべてもともと持っているもので、治療や訓練でなくすことができません。

取り払うことができない特性なのです。

ところが、もともとの特性である
感受性が高く、芸術的センスがあり、人より些細な事に先に気が付き、他人への感情的共感力が高いということは取り払うことができない特徴ではありますが、その特徴があまりにも特殊だったため、その特性を否定しなければならなかったのです。

そのことによって、別の特徴を持つことになってしまいました。
それが、以下のようなHSS型HSPにありがちな特徴です。
これらの特徴は、多くのHSS型HSPが持ち合わせているものですが、
変えることができないものばかりではありません。