フィロソフィーのダンス 東名阪ツアー「Girls Are Back In Town VOL.1」 東京公演
2018 年6月16日(土) 18:00~
恵比寿リキッドルーム
フィロソフィーのダンス東名阪ツアー初日。
生バンド演奏とDVD映像化の支援を募ったクラウドファンディングで、なんと1千万円を超える金額を集めたこのライブ。
フィロのス初のバンドセットライブということもあり、チケットは早々にソールドアウト。
ファンの期待が高さがうかがえる。
そして今回のわたしのチケットは、整理番号が60番台という奇跡的な良番。
これからフィロのスがどんどん大きくなっていくことを考えると、こんな機会は今後めったに訪れないはず。いやがうえにも、期待が高まる。
17:10 リキッドルーム到着。
2階にあがる階段が人で埋まっている。
人がスゴイ。2階に上がれない。
係の方が、番号が呼びはじめたので、ちょっとずつ前に進む。なんとか階段の一番上に到着して入場。
物販スペースもチラ見しておこうと思ったが、そんな余裕はまったくなし。
1Fバーのスタンド花を写真におさめてからフロアへ。
下手の壁際に寄りかかる。
ファンの方がサイリウムの袋をもって「サイリウムもっていない人いますか?」と声をかけながら歩いている。「すみません」と声をかけて1本頂戴する。「アンコールで使いますので」と返答いただく。
ぐるりとフロア内を見回すと、上手の前方と後方に1台ずつのカメラ。最後方にもカメラが2台ほど。そしてライブ直前には、下手側にもカメラマンさんが現れ移動式のカメラを操作し始める。
これは、DVD映像化への期待も高まる。
ステージは黒幕で覆われているが、ときおり、バンドメンバーが楽器をチューニングする音がステージから漏れてくる。
開演時間が迫るにつれて、フロア内は人で埋まり始め、熱気が高まる。
何しろチケットはソールドアウト。フロアは満杯だ。
18:00
突如、フロア内におとはすの声が響く。
フロアが沸く。
影アナだ。
おとはすの声で「少し諸注意を...ダイブ、リフトは禁止です...」とライブ観覧の注意事項がアナウンスされる。
「...その代わり、踊るのよし、声出すのよし、ですが、皆さん準備できていますか~?」とのコメントに、再びフロアが沸く。
「間もなく開演です」
メンバーによる影アナは、結構効果的だ。
おとはすから「注意事項守ってね」と言われたら、守るしかないもんな~。
18:08
まだオープニングとなるSEが鳴り始めていないにも関わらず、BGM曲に合わせて観客が手拍子を始める。フロアがまた一気に熱を帯びる。
仕方なくという感じで(笑)、音響SEさんがBGMの音量を上げた気がする。
グッジョブだよ。音響さん。
そして、バンドセットによるオープニングSEが奏でられると同時に、ステージの黒幕が開く。
ステージ上には、一人の外国人DJが。(後に、Davidと紹介)
SE曲「Funky But Chic」のバンド演奏に合わせて、DavidがNativeな英語でMCをまくし立てる。
やべぇー、カッコええ。(語彙力)
なんだよ、なんなんだよ、このカッコよさ。
Davidがステージからはけると、メンバー4人が登場。
見たことのない衣装だ。
マリリさんは、白と水色のチェック柄に、つばの大きめの白い帽子。真夏の少女感満載の衣装。
ハルさんは、赤いトップスに灰色スウェットパンツ。腕の部分が網状のシースルー。
あんぬさんは、縞々のスポーティーなキャミソールにピンクのパンツ。
おとはさんは、スポーツブラに黄色シャツに黄色短パン。
4人にまったく統一性のないこれらの衣装が、このグループを象徴している。
01. イッツ・マイ・ターン (新曲)
02. アイドル・フィロソフィー
03. ライク・ア・ゾンビ
04. オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー
1曲目に新曲をもってくるのは、ワンマンライブでは恒例。
にゃんこスターっぽい振り付けに見えたが、気のせい?
2曲目の「アイドル・フィロソフィー」では、おとはすが「もっと声出せるでしょ!」とフロアを煽る。
フロアも「えびばでぃー!」と全力で声をあげて応える。
3曲目「ライク・ア・ゾンビ」。
イントロが鳴った瞬間にフロアから、うぉーとどよめきがおきる。
そう、この曲を初めて見たのは、今から1年半前だった。
わたしが初めてフィロのスのライブに行った時だ。
その時も、既にアイドルらしからぬ奇抜なダンスと、ハルさん・マリリさんの歌唱力で圧倒されたが、今日のライブで見せてくれたのは、もう完璧に完成された「ライク・ア・ゾンビ」だった。
孫の成長をみやる爺さんのように、遠い目でステージを眺める。
ここまできて、バンド演奏の違和感のなさに少し驚く。
バンド演奏になると、当然CD音源などとアレンジも変わるし、ちょっと違和感あるな~と感じたりするのだが、まったくそういう違和感を感じないのだ。しかも、メンバー4人の声量がバンドの音量に負けていない。
MC
マリリ「わたしたち、フィロソフィーのダンスです」
マリリさんが「今日は、わたしたちのワンマンライブに来ていただきありがとうございます」と言いフロアを見渡す。「...すごいね」
ハル「ソールドアウトで...人がいっぱい」
マリリ「次は最高の1曲にする」
短いMCで、次の曲へ。
05. 夏のクオリア
06. 好感度あげたい!
07. バイタル・テンプテーション
08. エポケー・チャンス
今日のマリリさんの衣装にぴったりな「夏のクオリア」。
「好感度あげたい!」では、きっちり「タイガー!ファイバー」のMIXコールも発動していて、アイドルライブであることを再確認。
曲最後では、恒例の「パン、ハパン、パンパンパーン、パンパンパーン」というクラップをフロアに促すが、メンバーがかけ声を出さずとも、ぴったり手拍子を合わせるフロアの民度の高さにおののく。
そして「エポケー・チャンス」の曲途中では、バンドメンバー紹介が挟まれる。
ひとりずつメンバーの名前を紹介して、数フレーズを演奏する。
バンド紹介ってカッコイイよな~。
MC
おとはす「次から3曲は、バンドセットが映える曲です」
トークはほとんどなく、続けて次の3曲へ。
09. アルゴリズムの海
10. アイム・アフター・タイム
11. コモンセンス・バスターズ
「アルゴリズムの海」では、ステージを暗くし、グリーンのライトでメンバーを照らし出す。妖艶だ。
「アイム・アフター・タイム」では、歌いだしをバラードに。バンドセットの「アイム・アフター・タイム」をいつか観たいと思っていたが、いやー素晴らしい。
MC
あんぬ「お気付きの方もおられると思いますが...っていうかもう気づいてるよね。衣装が変わりました~!」
あんぬ「何かポイントはありますか?」
マリリ「かわいい?...帽子デビューしました~...あまり今まで帽子とかベレー帽とかかぶったことなかったんだけど...」
ハル「このパンツ、丈直してないんですよ...短足と言われてたけど...ぴったりだったのでお気に入りに...」
あんぬ「スポーティーな感じ...私の肉体美を引き立ててくれるような衣装」
確かに、あんぬさんの肩から二の腕にかけて筋肉のつきかたがハンパない。
おとはす「わたしも帽子と思ったんだけど、本気を出したいので、帽子はやめました...そして世界一いやらしくないスポーツブラです...特典会だと至近距離で見れるので...」
ハル「1曲目は新曲だったけど、気付いてくれた?...めちゃくちゃいい曲...衣装もこの曲に合わせて...そして8月にシングルリリースすることが決まりました」
おとはす「なんと、次も新曲です...知ってる人もいるかもしれないけど、yumiko先生に振り付けをしてもらいました...yumiko先生はでんぱ組inc.で振り付けをされている方で、ずっと憧れていた方で...今までの私たちにはない振りつけを見てください」
そしてメンバーからの「ここからラストスパートです」の言葉に、フロアから「えーっ」の声があがる。慌てておとはさんが「ラストスパートといっても、かなりあるから...」とフォローする。
12. ライブ・ライフ (新曲)
13. ラブ・バリエーション
14. ドグマティック・ドラマティック
15. ベスト・フォー
16. すききらいアンチノミー
新曲の「ライブ・ライフ」がなかなか良い。まさに80年代っていう感じのアレンジだ。
曲ラストでは、ハルさんとあんぬさん、マリリさんとおとはさんがそれぞれ体を密着させて抱き合って終わる。
これはイケないやつだ。百合ヲタ必見。
「ラブ・バリエーション」では、ギターの浅井さんがお立ち台にあがり、それに合わせてハルさんもお立ち台にあがる。ギターとボーカルとの掛け合いだ。
そして、「ドグマティック・ドラマティック」「ベスト・フォー」「すききらいアンチノミー」とアガる曲を並べて最後のラストスパート。
19:32 本編終了。ステージが黒幕で閉じられる。
フロアにアンコールの声があがる。
最初はゆっくり、徐々にアンコールのテンポが速くなる。
幕が開く。
メンバー4人がステージ上で横一線に並んでいる。
フロアにサイリウムがともされる。
17. ジャスト・メモリーズ
MC
ハル「ステキなピアノを弾いてくださりありがとうございます」
マリリ「アンコールをしていただいたので、せっかくなので一言ずつ...」
マリリさんが「このライブを最高のものにしようと...最高の瞬間にするためにスタッフさんとかバンドメンバーさんとか一丸となって働いてくれて...」と感極まった表情で、感謝の気持ちを言葉にする。
「...クラウドファンディングで支援してくれて...」と話したところでマリリさんが、おとはすの顔を覗き込み、「なんか間違ったこといった」
おとはす「いや、なんか、いいこと言ってるな、と思って」
マリリ「なんか間違ったこと言ったかと思った...(おとはすの)顔がふざけてるんだもん」
おとはさんが、手を合わせて、ごめんごめんといった表情で謝る。
マリリ「大きなステージで、ワンマンライブでバンドで演るなんて、こんな幸せなことない...これからの夢もできた...このバンドで一緒に大きなステージで出来たら...夢をかなえる瞬間をみんなにも見ていてほしい...」
あんぬ「最高のライブができて、スタッフのみなさんありがとうございます...リハでバンド演奏を聴いた時、わたし3年間どんなにつらくても嬉しくても泣いたことなかったんですけど、初めてメンバーの前で泣いたんですよ」
あんぬ「この日を迎えられて本当によかった...そしてベストフォー...クラスの中にいても仲良くならないメンバー同士とか言われているけど、この4人だから仲良くできているなって」
あんぬ「このところ、色々なアイドルさんが解散とかしているけど、一人も欠けずに大きなステージに向かっていきたい...みなさん、大船にのったつもりで私たちに付いてきてください」
ハル「わたしはずっとバンドをしていたので...プロの力というか、バンドだけで歌もはいっていなかったけど、(初めて聴いた時に)泣いた...皆さんどうでした?」
ハル「知らない人もいるかもしれないけど、フィロソフィーのダンスの作編曲をしてくれているのは宮野さんで...フィロソフィーのダンスの4人もそうだけど、宮野さんがいなかったら、ここまで来れなかったと思っていて...宮野さんの曲をみんなに聴いてもらいたい、という気持ちでやっている...宮野さんの曲をステージで歌えるのが嬉しい...」
おとはす「宮野さん、泣かないで~」
ハル「以上、ゴリゴリのゴリでした」
おとはす「みんなに良いことを言われてしまったので、個人的なことを話したい」
おとはす「この2年半、歌もダンスもほんとできなくて、バンドと合わせる時も他の3人とのスキルの差に落ち込んで...なんか円形脱毛症になっちゃったんですよ...ちょっと生えてきたけど...ここ笑うところだから」
おとはす「でも、出来ないなりに頑張っていて、それがアイドルだと...」
おとはす「彼女ができないとか、仕事ができないとかあるけど、私を見て、元気になってください」
アンコールでのMCは泣けた。
メンバーもスタッフも最高だということを、みんなわかり合っていて、お互いを大切にし合っていて、もっと大きなところを目指していこうと同じ気持ちで頑張っている。そんな想いがステージ上から伝わってきたMCだった。
特にハルさんが「宮野さんがいなければ...」とコメントしたところは、「ああ、よく分かっているなー、ほんとにそうなんだよな~」と、ちょっと涙ぐんだ。
幸せな時って、後から振り返らないとわからないことが多いけど、フィロのスのメンバーは、今が幸せであることをきちんと知っていて、それがあっという間に過ぎ去ってしまったりすることもよく分かっていて、だからこそ、今を大切にしたいんだ、という気持ちなんじゃないかな、と思ってみたりした。
18. ダンス・ファウンダー
最後はやっぱり「ダンス・ファウンダー」。
泣いても落ち込んでも、踊ればいいんだよ、というエールに聞こえる。
最後にバンドメンバーも含めて、写真撮影。
ハルさんが「せーの、Choose Dance」と声をかけて、写真撮影。
もう一度、おとはすがバンドメンバーを紹介。「すてきなバンドメンバーとDavidに拍手」
マリリ「まだ、踊り足りない人は、6月23日に追加公演があるので来てね...ベストフォーのことをよろしく」
手を振りながら、ステージをはけるメンバー。
鳴りやまない拍手。
20:09 終演
バンドセットで最高の音楽を聞かせつつ、カワイイ女の子が歌って踊って、フロアも一体になってコール出来て、MCではちょっとエモくなって、そんなグループって他にある?
アイドルに限らず、そんなグループってないんじゃないかなって。
語彙力ないけど、ほんとスゴイものを見せてもらったなと。
セットリスト (ツイッターを参考にさせて頂きました)
01. イッツ・マイ・ターン
02. アイドル・フィロソフィー
03. ライク・ア・ゾンビ
04. オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー
MC
05. 夏のクオリア
06. 好感度あげたい!
07. バイタル・テンプテーション
08. エポケー・チャンス
MC
09. アルゴリズムの海
10. アイム・アフター・タイム
11. コモンセンス・バスターズ
MC
12. ライブ・ライフ
13. ラブ・バリエーション
14. ドグマティック・ドラマティック
15. ベスト・フォー
16. すききらいアンチノミー
Enc.
17. ジャスト・メモリーズ
MC
18. ダンス・ファウンダー
MC
CAMPFIRE🔥キャンプファイヤー@CAMPFIREjp
本日はフィロソフィーのダンスさんのワンマンライブにお邪魔して来ました🔥 満員のリキッドルームでの初のバンドセットライブ、本当に素晴らしかったです! ありがとうございました!!! 更に大きいステージでのライブ楽しみにしてます!… https://t.co/q3UhIq7qI1
2018年06月16日 20:59
奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)@philosophy092
そしてそんな最高なメンバーとの集合写真。 皆が楽しかったって言ってくれたのが本当に嬉しかったです!!! またご一緒できるように頑張るぞー!!! こんな素晴らしい経験ができたのはクラウドファンディングで支援してくれたファンの皆さんの… https://t.co/CUZZ80HAH5
2018年06月17日 13:41
日向ハル◎フィロソフィーのダンス@halu_philosophy
一夜明けても余韻がすごい 最高に楽しかったな〜〜関わってくれた全ての皆さん、本当にありがとうございました!!! Gt.朝井泰生 Ba.砂山淳一 @sunapanng Drs.城戸紘士 @milincpote Per.早藤寿美子… https://t.co/n3tFNSy4zA
2018年06月17日 15:49
佐藤まりあ(フィロソフィーのダンス)@_satomaria
#フィロのスリキッドルーム 遊びに来てくださった皆様、遠くから応援してくださった皆様、ありがとうございました!フィロソフィーのダンスにとってかけがえのない一日になりました。あっという間だったなぁ、また一歩前に進めた気がする。これからもフィロソフィーのダンスをよろしくお願いします!
2018年06月17日 00:41
十束おとは@フィロソフィーのダンス@ttk_philosophy
取り急ぎ、ワンマンツアー初日恵比寿リキッドルームにお越しの皆様ありがとうございました!!!!わたしなりのアイドルをやりきりました。みんな大好きだよー!!!! フィロソフィーのダンスでよかった!でもまだここは通過点だからね!これから… https://t.co/cEO7EAfg1z
2018年06月16日 23:49
加茂啓太郎 Keitaro Kamo@keitarokamo
昨日は自分音楽業界人生でも記念すべき日になったなぁとしみじみ。祭りの終わりの寂しさありますが、モチベーション上げて次に向かいます! https://t.co/PWeNIFBnKg
2018年06月17日 11:37
福田裕彦 8歳637ヶ月@YasuhikoFK
今回のバンドメンバー、左からパーカッション早藤さん、ドラムの城戸くん、ギター朝井くん、ベース砂山くん、バンマス宮野くん、そしてMCのディビッド。最高のメンツでした( ´ ▽ ` )ノ https://t.co/TDsKwjEEoZ
2018年06月16日 23:44