始まりは2019年の11月。
毎日自転車が進まないなーと思っていた。気づけば生理もきてないし、まさかと思って検査薬…陽性。びっくりした。
タイミング的には次の年度に入ってから産休に入るわけだし、バッチリだななんて思っていた…が、間違いだった。
妊娠がわかって1週間ほどで体調がどんどん悪くなった。何をしていても気持ち悪く、めまいがして、何を食べても吐いてしまう…。波みたいなのがあって、2、3日絶望で1日ちょっと回復みたいな感じでサイクルを繰り返し、繰り返すごとにひどくなっていった。
病院に何度も相談したが、栄養状態を見られて、たいしたことないと大丈夫!とか言われて気持ちに寄り添ってくれない…1日ちょっと回復の時に頑張って食べるから栄養状態は悪くない時もあっただろうけど、体調は絶不調。体調がいいってどんなだっけ?と思うほど暗闇を彷徨っていた感じだった。
もちろん仕事ができる状態ではなく、いつまで不調が続くのかもわからず、また1日、また1日、また1週間…と休んでしまい迷惑をかけてしまった。結局3ヶ月も休んでしまった。
その間、ちょっと回復することはあったものの、どんどん悪くなり、1月には入院してしまった。4日間の入院なんて人生の中で経験がなかったから少し新鮮ではあったが、とにかく入院できてよかった。入院するために病院にたどり着いた頃にはもうベッドにへたり込む勢いで元気がなかった。
ちょっと回復の時に食べれてはいたものの、5キロくらいは痩せたんじゃないかと思う。大学病院の点滴は最高で、徐々に食欲も出てきて、生きている心地を実感した。
こんな状態にも関わらず、お腹の中では着々と成長しているわけなので不思議であった。どこから栄養とってるのか…本当に謎であった。
2月にようやく仕事に行けた。通勤には2時間弱かかるので、通勤が仕事みたいな感じで日々頑張っていた気がする。
そんな中、年度末なので評価の時期でもあり、面談があった。この面談が今でも悔やまれる。
休んでいたわけだから、それなりの評価になるからね。
そう言われた。その時は、いろんな人に迷惑をかけたし、まあ当然だよな。と思っていたが、よくよく考えるとおかしくないか?と今でも思っている。
自分の意思で妊娠したことには間違いはないけれど、ズル休みをしていたわけではない。年間の目標を立てて達成できないものもあったが、それは達成できなかったという評価ではなく、評価する材料がなかったとするのが妥当なのではないかと思う。
これで評価が下げられてしまっては、私は次に妊娠したときも評価が下がるということだし、同じような体質の人みんながそうなってしまう。
体調も万全ではなかったから、頭もそこまで回ってなかったのかもしれないが、なんで言い返せなかったのか、くやしい。その場には女性もいたが、何も言ってくれなかった。
とはいえこの管理職の方々は本当に良い方達で、私は信頼している。だから余計におかしさに気づけなかったのかもしれない。
生まれた子供は女の子。この子にはそんなことで悩む世の中を残したくないと思う。
でもまあとにかく、命が生まれるって素晴らしいし、自分の子供ってこんなに可愛いんだと実感している。
こんな素晴らしいことをした私は本当にすごい!と自分を褒めておこうと思う。
男女平等ってのは性別で絶対的に異なる部分があるわけだから、そこを理解しておかないとうまくいかないと思う。私みたいなケースは大々的なマタハラじゃないから結構あり得る話なんじゃないかな…なんて考えている。
