ピコとミルの診察を受けに、動物病院へ。
ミルのほうにAGYという菌が出ており、しばらく通院しなければならない。ピコのほうには
菌は出なかったが、感染する病気なのでしばらくは一緒に通って
フンの検査を続けることになっている。
幸い、今日は2羽ともAGYは出なかった。念のため本日もミルだけ注射、前回のお薬を続けて服用、
今後も細かく見ていてあげてくださいと言われ少しほっとする。しかしそこでミルの呼吸が
おかしいことに先生が気づいた。レントゲンを撮ってもらったところ…肺炎が出てしまった。
実はこの病院、2軒目である。1軒目の病院には3度ほど通ったが、素人目にも、もしかしたら
診察方法と診断が適切でないのでは…と思われたので、ネットでいろいろ調べたり相談したりしてみた。
「鳥をきちんと診られる病院なら、最低限これだけの検査はしてくれるはず」という検査を
一切されていなかった。
これをきっかけに今の病院を懸命に探して切り替えた。
鳥を飼い始めて初めてわかった。鳥をきちんと診てくれる病院は、犬猫のそれより
ずっとずっと少ないのだということ。1軒目に行った病院は残念ながら、どうやら鳥はよくわからなかった
みたいだ。詳細は省くけれど。
1軒目の先生を責めるのは筋違いなんだろうと思う。
人間の診療科と違い、動物病院には外科だの内科だのの区分けがない。しかもおそらく、来院する
ありとあらゆる種類の患動物…犬猫はもちろん、鳥や齧歯類、もしかしたら爬虫類なんかも…を
診なければいけないのではないかと思う。得意じゃないからとか、苦手な動物だからと言って診療拒否は
出来ないんだろうな、と勝手に想像しているだけなんだけれど。
でも…あえてわがままとわかっていても言ってしまおう。
やっぱ、もうちょっと基準がはっきりしないかな…。
1軒目だって、セキセイインコが診られるか電話で問い合わせてから連れて行ったんだけど…。
病院を変えるかどうかはだいぶ迷った。心配しすぎ、神経質になりすぎなのかとも思った。
でも、自分が1軒目で先生に伝えた懸念は、今にして思えば全て的はずれじゃなかった。
口を頻繁にぱくぱくさせるのも。
時々吐くような仕草をするのも。
いくら換羽時期だからって羽が荒れすぎなんじゃないかってことも。
ピコの同時期の成長状態に比べて、ミルはずいぶん成長が遅れているんじゃないかと思ったことも。
最初からもっと病院情報を詳しく調べてあげて、もっと早く病院を変えてあげられていたら。
雛のうちに健康診断をしてもらっていれば、薬を挿餌に混ぜてもっと確実に投薬も出来たのに、と
たらればで涙だだもれ状態。
改めて見ると、セキセイインコはほんとに小さい。鳥類の中でもたぶん、けっこう小型な方だと思う。
こんなちっちゃいコが注射もレントゲンも、通院の怖さも全部耐えてくれている。
カゴから出すと肩に止まってすり寄ってきたり、甘噛みしたりで甘えてくる。今回からカゴだけじゃなく
放鳥も別々にしなきゃいけなくなって、ピコもミルもカゴごしにお互いを呼び合う。側から離れない。
なぜ連れ合いも一緒に出してくれないのかと首を巡らせてこちらを見つめる。
「おまえら空港でガラス越しにキスする古いドラマの主人公かよ」 とツッコミつつ、
涙がぶわわっとあふれてくる。
いやもうホント辛い。マジ辛い。超切ない。悔しくてかわいそうで泣けて仕方ない。
特にミルは、羽毛も生えそろわないはげちょろけの雛の頃から挿餌で育てたからよけいにキッツイ。
たかがペットのこと、小鳥のこと、1羽2000円もしないようなセキセイインコのことで…と自分で
自嘲しないでもない。
でも可愛いんだから愛しいんだから仕方ないっす。
…まあ、自分も妊娠中で、感情の起伏が激しいってのもあるのかもしれないけど。
なにしろ今回のこの件をきっかけに、すごい昔、自分が子供の頃に飼ってた鳥を死なせてしまった事まで
さかのぼって思い出してべそべそしてるくらいだから。
でも、セキセイインコに限らずいきものを飼っている人はきっと、程度の差こそあれ
こんな思いをすること、あるんじゃないだろうか…。
だいじょうぶ、必ず元気になる。ピコもミルもなんだかんだでここまで育ったんだからね。