統計による設定判別というと、ほうぼうのウェブサービスが提供している「設定判別ツール」を想像される方が多いと思います。あれがどんな計算をしているのかというのはおいおい説明するとして、ひとまず、判別の経過について「トーチュウ式」と比べて違いを理解していただくのが分かりやすいのではないかと思います。

「パニック7KING ~設定判別最強タッグ決定戦~」
http://guideworks.co.jp/irregular/index/panic_7

で、あかいこうじさん

https://p-gabu.jp/guideworks/comicindex/1
@akai_kouji

に描いていただいた今回のマンガで

私が打った台について「設定5以上はない」と判断した時点でのデータ(以下「データA」と呼びます。詳細は実際に誌面をご購入の上、ご覧ください)について、

「全六」
http://zen6.jp/

が無料公開している設定判別ツールで計算させるとこんな感じ。

設定1    41.53%
設定2    34.54%
設定5    13.72%
設定6    10.22%

平均設定 2.40

1/4ちかく、5以上の可能性が残っているという計算を出してきます。

これを信じて打つなら出玉もある段階ですし、まぁ、やめませんよね。

一方、トーチュウ式ではまず、
目の前のデータの判別要素についてそれぞれ、
「どんな設定ではなさそうか」
というところを考えます。これ自体は多くの方が判別のためにやってる単純な割り算と、メーカー発表値の大小比較で構いません。

データAでは

小役出現率:設定1以下
RT中ハズレ:設定1以下
ボヌス出現率:設定5くらい?
ビジ中斜鈴:偶数っぽい

といった具合でした。

小役とRT中のデータがひどいので、これはどれくらいひどいのかというのを具体的に計算してみよう・・・というわけです。

そこで、
小役やRT中ハズレについては、

「この台は設定5」

と仮定した計算で、
データA以下の悪いデータが得られる確率を計算し、5%を下回る数値が得られれば「この台が5以上はない」と判断します。求めた確率が5%より大きければ、「この台はが5以上ある可能性は残される」(5以上だ、ではない)ということになります。

ビジ中斜鈴についても同様で

「この台は奇数設定だ」

と仮定した計算で
データAより偶数設定よりに偏った結果が出る確率を求めて、5%より小さければ「奇数設定ではない」と判断し、大きければ「まだ分からない」と判断します。

データAについて実際計算してみると・・・

小役出現率
設定5:約12%
設定6:約10%

RT中ハズレ
設定5:約3.4%
設定6:約2.4%

ビジ中斜鈴
奇数設定:17.1%

ということになりますので、RT中ハズレを根拠に

「データAは95%の信頼度で設定5以上ではない」

ということが分かります。

ビジ中斜鈴については奇数設定の可能性をまだ否定できませんので、まだ1か2かは分かりません。

私がつくって使っているエクセルシートをそのままアップしたり配布したりするのは、関係各所で今後、どのような展開をするかというところにも関わってくるので今はできないのですが、

トーチュウ式を使ってみたいと思われる方のために、
ビジ中斜鈴についての早い段階での95%信頼度での判別ボーダーをお知らせしておくことはできそうです。
目押しを1回もミスしない条件での計算です。

ビジ1回(24g)
奇数設定と判断:0回
偶数設定と判断:5回(出現率1/4.8)以上

ビジ2回(48g)
奇数設定と判断:1回(出現率1/48)以下
偶数設定と判断:8回(出現率1/6.0)以上

ビジ3回(72g)
奇数設定と判断:3回(出現率1/24)以下
偶数設定と判断:11回(出現率1/6.54)以上

ビジ4回(96g)
奇数設定と判断:6回(出現率1/16)以下
偶数設定と判断:14回(出現率1/6.86)以上

ビジ5回(120g)
奇数設定と判断:8回(出現率1/15)以下
偶数設定と判断:17回(出現率1/7.06)以上


偶数設定で

ビジ1回目で斜め風鈴が0回 というのは

4.51%くらいの確率で起こります。

これは5%を切っているので偶数設定をひとまず棄却するボーダーにあてはまるということです。

ちなみに奇数設定では

ビジ1回で斜め風鈴0 というのは

9.43%くらいの確率で起こります。

 

引き続き、「これをトーチュウ式で判別してくれ」といったリクエストを受け付けております。よろしくお願いします。m(_ _)m

パチスロ必勝ガイドを発行しているガイドワークスさんが発行している姉妹誌漫画誌「パチスロパニック7」の増刊

「パニック7KING ~設定判別最強タッグ決定戦~」

http://guideworks.co.jp/irregular/index/panic_7

「あるハナビの一生」で有名な、あかいこうじさんとのタッグという企画で”出演”させていただきました。

統計学を駆使してパチスロの設定を看破する

「トーチュウ式判別法」を紹介してもらってます。

 

エクセルがタブレットやスマホで動く時代、複雑な統計学の計算をホールでも簡単に処理できるようになりました。ホールで実際に統計学の計算をスマホなどで処理して設定看破します。

 

いろいろなところで公開されている「判別ツール」とは、全く異なる新しい手法です。

多くの「判別ツール」は、設定配分が1~6で均等なことを前提にしてどの設定が何%くらいありうるのかという計算をしてくれますが、「トーチュウ式」では、得られたデータがそれぞれの設定で、それぞれどれくらいの確率で起こりうるのか計算し、あまりに小さい確率でしか起こりえないデータだということになれば、その設定ではないだろう・・・という、「統計学的仮説検定」という考え方を使って、打っている台の設定を看破します。

漫画では「信頼度95%」をうたっていますが、看破のスピードとのバランスで信頼度を例えば「90%」にもできますし、逆に「99%」にもできます。

 

マンガが世に出たことで、「これ、具体的にどうやってるの?」といった問い合わせもいくつかいただいています。

具体例を挙げながら、「トーチュウ式」を紹介していこうと思います。

質問やご要望などお寄せください。できる限り対応します。

「このデータをトーチュウ式で判別したらどうなるの?」といったものもウェルカムです。