生後5日目の子ヤギです。体重1.4㎏

 

<経過>

・生後2日目に状態が急変したとの連絡あり

・状態から判断して、低体温と低血糖の可能性あり

・保温と蜂蜜を飲ませるよう依頼

・その後、元気になり歩くようになったとのこと

 

しかし、生後4日目に目から何か飛び出し、徐々に大きくなっているとのことで、診察することになりました。(初診)

 

<診察>

・眼球が突出していました。

・ケガによるものなのか、内部の化膿性疾患などによるものかは判断できませんでした。

・幼齢・虚弱のため放置することにより、敗血症などを発症させる可能性もあることから、

 眼球摘出手術を行うこととしました。

 

 

(入院時の様子)

 

 

 

(術前の様子)

  

犬猫では、日常的に行っている気管挿管ですが、ヤギでは初めてでした。

やはり勝手が違います。もちろん麻酔も犬猫と同じようにすると大変なことになります。

色々と苦労しました。おねがい

 

 

(手術時の様子)

  

 

  

眼球の摘出を行い、止血用スポンジを充填して縫合しました。

犬猫の眼球摘出手術は今年も2例行いましたが、ヤギの眼球摘出手術は開院以来、

初めてです。

初めてのことばかりですが、無事に手術を終えることができホットしているところです。お願い

一泊入院後、本日退院としました。

 

飼主さんも大変だと思いますが、体力をつけて丈夫なヤギに育てていただきたいものです。

今後も、子ヤギの成長を見守っていきたいと思います。

 

レオパとは、ヤモリの一種です。

 

英名:レオパード・ゲッコー

和名:ヒョウモントカゲモドキ

 

ヒョウモントカゲモドキという名前は、聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

最近、飼育される方が増えているようです。

人気があるのは、飼育のしやすさでしょうか。

 

 

爬虫類の診療については、あえて依頼があれば診させていただいている状況で、

日々勉強しながら対応しているところです。ショボーン

 

 

 

今回紹介するのは、顔が腫れてきて、2か月間食欲不振が続いているレオパちゃんです。

 

 

軽く麻酔をかけた状態です。左眼~下顎にかけて、大きな腫脹部分が2か所あります。

 

 

 

腫脹部分を切開したところです。

2カ所とも、中から膿性の塊が出てきました。

塊を全て取り除き、内部を洗浄して縫合しました。

 

 

 

術後の様子です。

 

 

 

 

取り出した膿性の塊です。小さい個体にしては、かなりの量です。

 

術後は、ゲル状のフードを与えながら経過観察としました。

 

 

 

 

レオパは、他の爬虫類などと比べ温度管理がしやすく、病気などに対しても強いなど、初心者向きだと言われています。

 

とは言え、食欲低下や脱皮不全など、体調に変化がみられるようになった場合は、病気の可能性もあるので注意が必要です。

 

院内トリミングサロンについて

 

当初は、

〇皮膚疾患に対する治療(薬浴)

 

〇凶暴性のあるペットについてのトリミング(麻酔剤を使用)

 

 を中心に行っていましたが、最近はお問い合わせが多くなり、すでに9月はご予約でいっぱ

 いです。

 

 

 

  

 

 

※お問い合わせの多い内容などについてまとめてみましたので、参考にしてください。

  ペットサロン・クオーレ|ふじた動物病院併設のペットサロン (vet9138.com)

 

 

完全予約制です。

ご予約は、お電話のほか、メール(HP内)やLINEト(ペット手帳)からも可能です。

 

 

先週は大雨の影響により、気温があまり上がりませんでしたが、今週は再び猛暑日太陽

 

雨上がりに注意しなければならないのが、マムシヘビです。

 

 

 

今週もマムシに咬まれたことが原因と思われるワンちゃんが来院しました。

 

草むらに入った瞬間、まぶたを咬まれたようです。

 

 

自宅の小屋で繋がれていましたが、夜中にあごを咬まれたようです。

 

 

まだまだ残暑厳しい季節が続きます。

 

散歩などの際は、くれぐれも注意をヘビ

 

 

 

特に珍しい症例ではありませんが、

今年は流行している可能性があります。

 

それは、ペットの目に寄生する虫ポーンポーン

 

「東洋眼虫」 です。 

※ペットからペットへ、或いはペットから人に感染するものではありません。

 

 

8月に入って、すでに犬猫で3頭の東洋眼虫症を診察しました。

両目合わせて40匹以上の虫体を摘出した個体もいました。

 

初めて見る方はぎょっポーンとするような画像です。線虫がウジョウジョ

 

 

原因は?

ショウジョウバエ科のマダラメマトイがを吸うために目にとまった時に寄生します。

マダラメイトとはハエの一種で、俗にいうコバエです。

要するにコバエ(小さなハエの総称)が東洋眼虫を媒介するということです

 

 

どのように寄生(感染)するのか?

簡単に説明すると

①眼内に寄生した東洋眼虫の成虫が虫卵を排出

②眼内の虫卵をコバエが涙とともに吸い込む

コバエの体内で虫卵が成長して子虫になる

コバエが新たな宿主(犬猫)の目にとまり、涙を吸うときに子虫を排出(感染)

⑤目に感染した子虫は約1カ月で成虫になり再び卵を排出する

 この繰り返しにより、感染は拡大していきます。

 

成虫の寄生期間は1~2年だそうです。ポーン

1年以上も目の中にこんな虫がいることを考えると、ぞっとします。ガーン

 

 

治療は?

薬で死滅させることができないため、虫体自体を摘出することになります。

犬猫の場合、ほとんどが麻酔下での処置になります。

摘出後は、点眼薬を数日間投与して終了となります。

 

 

予防は?

コバエが発生しやすい場所など、周辺の環境や地域性が影響するため、毎年再発を繰り返す可能性があります。そのため飼育場所を変更するかコバエを寄せ付けないような対策が必要になります。

また、犬のフィラリア症予防薬(イベルメクチン、モキシデクチン、ミルベマイシンなど)の投与により、治療および予防効果が期待できるとの報告があることから、感染歴のある個体については、予防目的で「アドボケート」などの駆虫薬を処方する場合があります。

*投薬により100%の予防効果を期待できるものではありません。

 

 

まとめ

この時期に眼脂(膿性の目ヤニ)や結膜炎などがみられ、目がショボショボしていたり搔いている場合は、まず疑ってみてください。

眼虫症は、それほど重症化するものではありませんが、角膜を自傷する恐れがあるため早めの治療が必要です。

人でも目の中にゴミなどが入ると、かなり違和感があります。

それが十数匹も寄生してウジョウジョと動いていることを考えれば、とうてい我慢できるものではありません。※人への寄生例もありますが、ペットから直接感染するものではありません。