経験上、こんな部位に異物が詰まったのは見たことがありません!
稀な症例だったので、紹介します。
<症例>
柴犬、オス、7カ月齢、7㎏
主訴:金属製のフックが口腔内で引っかかっていたため、飼い主が無理やり引き抜い
たとのこと。その後、多量の出血とフック先端のキャップ(塩化ビニル製?)
がなくなっていることに気づく。
誤飲したかもしれないとのことで来院
物はこれです!
長さ20cmぐらいでしょうか。先端のキャップがありません。
先端の金属部分で口腔内粘膜を傷つけた可能性があります。
初診時は、抗生剤、抗炎症剤、止血剤を投与して経過観察としました。
確かに、ぷくっと膨れています。
硬いしこりの様です。
画像検査
金属性のものではないようです。周囲に液体が貯留しています。
剃毛後
明らかに何かありそうです。
手術の様子(下顎の皮膚を切開)
白いものが出できました。先端のキャップです!
舌下の口腔内粘膜を突き抜けて、下顎皮下に収まったようです。
異物による口腔内裂傷は、珍しいものではありませんが、今回のような症例は初めてです。
ペットにとって危害になるような物は、手(口?)の届くところには置かないようにしましょう!
今回は悪条件が重なったケースで、非常に稀な症例でした。











































