久しぶりの掲載となりました。
普段は気をつけていても、目を離したときに限って、事故は起こるものです。
発生原因は異なりますが、同時期に事故症例が続いたので、未然防止を目的に紹介します。
2症例ともゴールデンウイーク中の退院となりました。
① トイプードル(オス、11カ月齢、2.1kg)
左膝蓋骨内方脱臼
目を離したすきに、階段で事故が発生! 事故後から患肢を挙上
左足(向かって右側)の膝蓋骨(ヒザのお皿)が内側に外れています。
脛骨粗面も反対側と比べると若干内側に寄っています。
術後
退院時から、跛行もなく走り回っているそうです。
ケージレストで養生してほしいところですが
② 柴犬(メス、5才、11㎏)
左前腕骨骨折
目を離したすきに、交通事故が発生! 路上で車に跳ねられました。自力で帰ってきたそうです。
術後(ダブルプレート固定)
骨折だけで良かった
わずかな時間であっても、目を離す際はケージに入れるなど、注意する必要があります。