久しぶりの掲載となりました。ショボーン

 

 

普段は気をつけていても、目を離したときに限って、事故は起こるものです。

 

発生原因は異なりますが、同時期に事故症例が続いたので、未然防止を目的に紹介します。

 

2症例ともゴールデンウイーク中の退院となりました。

 

 

① トイプードル(オス、11カ月齢、2.1kg)

  左膝蓋骨内方脱臼

  目を離したすきに、階段で事故が発生! 事故後から患肢を挙上 

    

  左足(向かって右側)の膝蓋骨(ヒザのお皿)が内側に外れています。       

  脛骨粗面も反対側と比べると若干内側に寄っています。  

 

 

  

  術後

                 

 

   

  退院時から、跛行もなく走り回っているそうです。

  ケージレストで養生してほしいところですがショボーン

 

 

 

 

② 柴犬(メス、5才、11㎏)

  左前腕骨骨折

  目を離したすきに、交通事故が発生! 路上で車に跳ねられました。自力で帰ってきたそうです。

  

 

 

 

    

  

  術後(ダブルプレート固定)


 

 骨折だけで良かったおねがい

 

 

わずかな時間であっても、目を離す際はケージに入れるなど、注意する必要があります。

 

まだ、三分咲きといったところでしょうか。(3月6日)

 

 

 

8分咲(3月8日)

 

 

普段は、ほとんど人が通らないような場所ですが、この季節になると

いつ行っても見物人がいます。

 

 

 

 

 

さて、どこまで使い物になるのか?

 

動物用小型CTの紹介です。

アールエフのNAOMIーCTです。通称「忍者くん」です。

 

他社からの前評判は、あまりよくありません。(当然ですが・・・ショボーン

 

ただ、本体価格が安い! 維持管理費も安い! レントゲン室もいらない!

一次診療施設にとっては、かなりありがたい条件ばかりです。

 

ヘリカルCTと比べることなど、おこがましくて到底できません!

(アールエフの方々すみません!色々とお世話になっているのに辛口コメントで!)

 

ただ、アールエフの方々は、自信を持っている様子です。

 

 

 

 

搬入時の様子です。かなりの梱包量です。

 

 

 

 

おもちゃではないです! あくまでもCTです!

また、失礼なこといいました。すみませんお願い

 

 

さて、どこまで使い物になるか?

 

当然読影力が必要になるので、少しでも診療に役立てられるよう、症例を積み重ねながら、日々勉強していきたいと思います。

 

納品数も少ないことから、データ的なものがほとんどないため、導入されている先生方と情報共有などできれば幸いです。

 

 

 

医学的に穿孔とは

消化管,尿管,膀胱、心臓,血管,気管などの臓器の壁に穴が開いた状態をいいます。

腹腔内の消化管が穿孔すると消化管内容物が腹腔内に漏れ,腹膜炎をおこします。

穿孔の原因としては,腫瘍,潰瘍,炎症,壊死,外傷、医原性などが挙げられます。

 

 

<症例>

スコティッシュ・フォールド(オス・去勢済)、11才、4.0㎏

1週間ほど前に、尿閉の治療を行っている。

<初診時>

尿閉の再発とそれに伴う急性腎不全

腎臓、膀胱及び尿道に結石を確認

尿道閉塞の解除(尿道カテーテル留置)と静脈点滴を開始

当初から尿道カテーテルからの排尿量が少ないとは感じていました。

膀胱洗浄を行っても尿量が少ないなど、漏れているのでは???

 

やはり、漏れていました。

 

・膀胱が触診できない

・腹水                  黄丸(腹水)、赤丸(結石)

・膀胱造影により漏出を確認

以上のことから、膀胱穿孔を念頭に試験開腹を行いました。

腹腔内に、尿や生理食塩水が貯留していました。

 

 

膀胱壁の穿孔(2か所)、穿孔部位で膿性の漏出物が確認できます。

 

 

穿孔部は、肥厚しており、病巣部を一部切除して縫合しました。

念のために病理検査を行ったところ「化膿性膀胱炎」という診断でした。

 

後日、膀胱及び尿道結石を除去すると同時に、尿道瘻造成術を行いました。

  

結石の成分は「シュウ酸カルシウム」98%以上でした。

 

 

<まとめ>

本症例の原因は不明ですが、胸腔穿刺(胸水抜去など)、腹腔穿刺(腹水抜去など)、膀胱穿刺、圧迫排尿、

尿道カテーテル挿入など、日常的に行う処置において、個体によっては、各臓器(膀胱など)が脆弱(慢性膀胱など)

になっている可能性もあり、特に高齢動物を扱う場合などは慎重な対応が必要だと、改めて感じたところです。

 

 

これまでも飼主さんからは、色んなお土産をいただいてきました。

 

・旅行先のお土産

・地元のお菓子(ケーキ、チョコレートなど)

・お酒(ビールなど)

・自宅で作った野菜・果物

・魚介類(魚、タコ、カキなど)

 などなど、色々と頂いてきました。

 

時には、食べきれないほど頂くこともありますが、

スタッフらと分けて、ありがたく頂戴しているところです。

 

今回もペットホテルで預かっていたワンちゃんの迎えの際に頂きました。

 

叙勲の関係で上京していたとか

 

高級そうなお菓子です。

 

 

ありがとうございました。

 

エディちゃん ありがとう!