2ヶ月ぶりくらい?のブログ更新。
先日、夏フェスに行ってきたのでその時のことを少し。
4ヵ月ほど前、街でもらったフリーペーパーに夏フェスの告知が載っていて、面白そうなので行ってみることにした。
私が行ったのは、FIB(Festival Internacional de Benicàssim)と言って、バレンシアのそばにあるベニカッシム(Benicàssim)というビーチリゾートで4日間に渡って開催される。
http://fiberfib.com/en/line-up/fib-benicassim-festival-2011/
過去の出演アーティストなんかを見てると、ちょっと日本のフジロックに似た感じ?
そんなわけで、4日間のうち初日を除く3日間参加することにして、チケットを購入。
チケットは、キャンプ場の使用料込で150ユーロくらい(約\17,000)。
せっかくなので、テント泊に挑戦することにした。初めてのテント3連泊でちょっとドキドキ。
そして待ちに待った当日、まずはマラガ空港からバレンシア空港まで1時間ちょっとの空の旅。
マイナーな路線なのか、これまで乗った中で一番小さい飛行機、バス2台分くらいの長さで座席は14列×4席。まさに観光バスって感じです。
でも、飛行機が小さいからといってゆれるわけでもなく、あっという間にバレンシアへ到着。
空港から街へのアクセスもよく、メトロで15分くらい。
メトロの駅の向かいにあるRENFEの駅(下)へ向かい、ベニカッシムまでの電車のチケットを購入。
電車が発車するまで2時間ほど時間があるので、お昼ご飯がてら街を散策。
これは、世界遺産に登録されているというラ・ロンハ。イスラムの王宮跡に商品取引所として建てられた建物だそう。
バルでお昼ご飯を食べた後、買い出しのために中央市場へ。
市場の中に入ると、ゆうに100軒は超える店舗がずらりと並んでいて、見ているだけで楽しい。八百屋、肉屋、魚屋、パン屋、乾物屋、とにかくたくさんお店がある中から、八百屋でフルーツを購入した。
バレンシアを後にし、一路ベニカッシムへ。
列車が遅れたり止まったりといろいろありながら、2時間弱ほどで到着。
降り立つと見たとおり、何もない。
海も見えない。
少し不安を感じつつも、同じくフェスに行くらしい若者たちがたくさんいるので、その後へ続く。
駅から20分ほど、何もない田舎道をひたすら歩き、やっと会場へ到着。
会場へ近付くにつれてどんどん人が増えてきて、気分も盛り上がる。
入り口前の様子。夜になるにつれて、どんどん人が増え、あちこちで酒盛りをしている人たちの輪ができる。
まずは、チケットをリストバンドに交換しなければならない。
2日目なので、並ぶこともなくスムーズに交換完了。
その足で、会場から5分ほど歩いたところにあるキャンプ場へ。
■キャンプ
事前に見ていたツイッターによると、キャンプ場のスペースがだんだん少なくなってきているという情報があったので、場所の確保が難しいかも、と心配していたが、問題はなかった。
確かに、入り口近くは過密状態であったが、入り口から5分ほど歩くと、まだ50%くらいしか埋まっていない場所に到着。
トイレもシャワーも50メートルくらい先にあるので全く問題なし。
下の写真は、既にテントが張られていたゾーン。テントサイトの大部分は日よけが張られている。これがあるとないとでは、昼間の暑さが段違いなのだ。
ちなみに下の写真は完成後の我が家。
テントを張る際、地面が固くてペグが刺さらず、少し場所を移動する、ということもあったが、無事に組み立てることができた。
周りを見てみると、奥にあるようなドーム型が主流だった。
でもこの我が家、中に入ってみると意外と広くて、結構快適に過ごすことができた。
住環境、ということで言うと、蚊取り線香を持ってきていたが、3日間、蚊やハエのような飛ぶ虫が出ることはほとんどなかった。
その代わり、大きなアリの巣が地面にいくつかあり、夕方、マットを敷いて外で寝ていると体の上に登ってくる、というようなことはあったが、テントの中までは入ってこない。
また、当初、夜が寝苦しいことを心配していたが、そんなに問題はなかった。
なぜなら、毎晩ライブが夕方5時過ぎから始まり、翌朝まで続くため、テントに帰るのはだいたい明け方4時前後。
こちらは、日が落ちるとかなり涼しくなるので、テントの中がちょうどいい気温となり、ライブの疲れも相まってすぐに眠りにつくことができるのである。
そして、朝10時を過ぎると、再び日差しがテントに降り注ぎ、徐々にテント内の気温が上昇。11時を過ぎると耐えられなくなり起きだし、汗でぬれた寝袋を干してシャワーへ。そんな毎日だった。
シャワーはやっぱり水だった。。ま、安いからそこは仕方がないか。
簡易パイプにシャワーヘッドをつけただけの簡単な作りで、もちろん男女共用。
ついたてなどないのでみんな水着でシャワーをあびる。
なかなか普段の生活では経験できない体験だったので、それはそれでおもしろかった。
水の冷たさも、昼間の太陽の下ではそんなに気にならないし、体もすぐ乾く。
でも、最終日に風邪をひいてしまったのは、これが原因だと思われる。
ちなみに、キャンプ場は思ったよりきれいだった。
さすがに日本にはおよばないが、簡易トイレも毎日掃除が入るようで、トイレットペーパーもほとんど切れてることがなかった。
そして、キャンプ場の中のその他設備としては、ボカディージョやピザなどの軽食とアルコール類も置いたバルと、フルーツを販売している屋台、ちょっとした小物(ビーサンやサングラス、帽子など)を置いている屋台などがある。
値段は、街中の2倍くらいするが、スペイン価格なので生ビール・ソフトドリンク一杯2.5ユーロ(\300くらい)。
食事に関して言うと、会場やキャンプ場は、街中より高く、種類も限られているので、みんな昼間に買い出しに行っていた。
会場は、街のはずれの何もないところだが、30分ほど歩くと、街に行くことができる。
街までの道は、この期間中、フェスの参加者であふれかえり、警官もたくさんいるので、道に迷うことはない。
街には、スーパーがあるので、水やアルコールなどの飲み物、フルーツやパンなどを買い込んでおくと便利。
■ライブ
そして主役のライブはと言うと、楽しかった~のひとこと。
MUMFORD&SONS、PRIMAL SCREAM、BEIRUT、あと最終日にBELLE&SEBASTIANのCHRIS GEDDESがDJをやって、そこのステージがクラブ状態になって、みんな最終日でへろへろになりつつ思い思いに踊ったりみんなで盛り上がったりして締めくくったのもいい思い出。
フェスに来ている人たちの年代は見たところ20代後半くらい。もちろん、もっと年齢層が高めの人もたくさんいる。でも、ものすごく若い感じの人はそんなにいなかった気がする。ラインナップがそういう感じだからか。
そして、スペイン国内のアーティストがそんなに多くなく、イギリス・アメリカのアーティストが主なので、英語圏の人々がかなりたくさん来ていて、英語が飛び交っていた。
アジア人は、3日間の中で10人もすれ違わなかった。
そして会場の雰囲気はと言うと、盛り上がり出すのは日が落ちる夜の10時頃から。
毎日、だいたい夕方の5時過ぎからライブが始まるのだが、6時頃から始まるライブに行って、2番目に大きいステージにも関わらず100人もお客さんが入っていない、なんていうステージもあった。(以下の写真のELBOWがそう。でも、ボーカルの人がステージを下りてきて、お客さんにハグしたりする温かい雰囲気でいいライブだった。)
なぜならみんな、昼間はビーチに行っていて、夕方にならないと戻ってこないから。
キャンプ場へ戻るとシャワーを浴び、そのままテントで飲んだりしていて、お客さんが集まりだすのは夜の8時過ぎくらいから。それから日が沈む10時ころに会場がいっぱいになり一番盛り上がるのは夜中の1時くらい。
これは、ちょうど日が沈むころのメインステージ。夜の10時前くらい。
ここから朝まで大騒ぎになるのだ。
大きなステージのライブを、前の方で見ようと思ったら、ビールが飛んでくることを覚悟しなければならない。
ライブが始まると、あちらこちらでビールの入った紙コップが宙を舞うのが見える。
そしてみんな、このせまい空間の中でもところかまわずタバコを吸う。煙もさることながら、火が燃え移りそうでたまにひやっとした。
でも、肩車をされて踊っている女の子たちを見ると、海外の野外ライブ映像でよく見た光景だ、と思って少し感動した。
女の子たちは、みんな野外フェスっぽいワンピースやかわいい服を着ておしゃれをしている。男の子の中には、着ぐるみや仮装した人もいたりして、楽しい雰囲気。
私たちは、歩くことを考えてスニーカーをはいていたが、サンダルやビーチサンダルの人も多かった。
ただ、3日目くらいになると、男女ともに足に包帯を巻いた人が増えてくる。
やはり足を露出していると踏まれたりするのと、会場の至る所に紙コップなどのゴミが散乱しているので、酔っ払って踏んづけて転んだりするのだろうか。
ちなみにゴミのマナーは、お世辞にも良いとは言えない。
みんな、3歩歩けばゴミ箱があるのに、なぜかその場に紙コップなどを捨てる。
ライブ会場には、アルコール類を持ち込む人が多いので、ライブが終わって人がいなくなると、会場は大げさでなく足の踏み場がないくらいにゴミが散乱している。
ライブ会場の脇で酔って疲れたのであろう、女の子2人がそのまま地面に寝転がって寝ているところに、風で飛んできた紙コップやゴミが吹き溜まりのようになって女の子たちを取り囲んでいる様子も、最終日には、そんな珍しい光景ではなくなっていた。
■ライブ会場もろもろ
ライブとライブの間は、ご飯を食べたり、テントに戻って休憩したり。
会場自体は、そんなに広くなく、主となる3つのステージはそれぞれ数分で移動できる。音はかぶるがライブが始まってしまうと気にならないし、移動が楽なので同じ時間帯のステージを少しずつ見たりすることもできる。
会場には、ステージ以外に屋台やバー、なぜか遊園地の絶叫マシーンみたいなものもあった。
食べ物の屋台は、全部で20軒くらい。そのうち15軒くらいは、ホットドッグ、ハンバーガー、ケバブ(スペインには、日本のラーメン屋なみにケバブ屋がある)といった定番の屋台。
あとは、アジア系、ジャマイカ料理、オーガニック、クレープなどの屋台がちょっと変わり種。屋台は、フジロックの方が何十倍も充実している。
ちなみに屋台の価格は、1食5~10ユーロくらい。
さすがに3泊4日を屋台料理だけでは飽きるので、お昼は、街へ出て中華などのお手頃なランチを食べていた。
■ライブ以外の時間
ライブのない昼間の過ごし方として外せないのは、ビーチである。
ベニカッシムはもともとビーチリゾートとして知られているところである。
フェスの会場のそばから、ビーチへ行くためのフェス専用バスが運行されているので移動はスムーズ。
ベニカッシムのビーチは、きめ細かめの白砂で、遠浅のきれいな海だった。
50メートルくらい先まで浅瀬が続くので波乗り遊びがものすごく楽しかったので、機会があれば、また行ってみたいと思う。
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そんなこんなで、あっという間に3日間は終わり、初期の風邪症状を抱えて帰途についたのである。
そう言えば、ベニカッシムからバレンシアまでの帰りの電車のチケットを事前に買っておかなかったために、帰る前の日に駅へ行くと既に朝6時発の電車しかない状況だった。
どうしようかと思ったが、FIBが出しているエアポートバスというのがあり、会場からバレンシア空港までのチケットを運よく購入することができた。
これも、バレンシア空港を利用したからであって、多くの人が利用するバルセロナの空港までだと、電車もバスも早々にソールドアウトしていた。
以下は、会場から電車やバスに乗るために歩く人々。
私たちは、バレンシア空港までエアポートバスに乗り、再びマラガへ向けての飛行機に乗った。
風邪をひいたせいか、着陸するとき、耳がものすごく痛かったが、数日で風邪も完治。
FIBを通して、キャンプ生活も意外といけることがわかったので、次は日本のフジロックでキャンプに挑戦してみようか、なんて思う今日この頃である。














































