vespinoとC125

どちらを乗ろうか…



梅雨なのでいつ雨が降ってきてもおかしくない


天気予報の雨雲レーダーを確認するが


パラッ  くらいかな?



息子を散髪に連れて行くから


車で行けば良いのだが…



息子に聞く


息子は「ベスパで行きたい。でも熱くないかな?」


息子とVespinoタンデムは何年ぶりだろ?


たぶん5年は経っているかな?


タンデムは
Wave 125 i もしくはC125 に変わっていた


まだ小さい時は
息子を前に乗せて走ったが、少しずつ大きくなってリアにしか乗せれなくなった

しかし足がステップまで足りない

だからVespinoのリアボディが熱くなるのがまともに足に感じる


そんな事もありVespinoタンデムはしなかった


しかし
久しぶりにタンデム


ステップまで足が足りてるやん



これで大丈夫ね



では

散髪屋まで向かうよ



途中、

「パパ Vespaも気持ちいいね」



息子はそう言う



あれだけVespinoに乗るのが好きだったんだから




2サイクルの排気音


排気の匂い


Vespino独特の振動


乗り心地



すべてあの頃と変わらない  変わってない


ただ乗る位置が前から後に変わっただけ





散髪してもらってスッキリした息子は、「ちょっと遠回りして帰ろうよ」



わかった

でも雨が降りそうだしな



雨が降り出したらVespinoに良くない



そんな事考えながら


和歌山城が見える

和歌山市を流れる紀の川沿いを走ってみた


蒸し暑いが

Vespinoで走れば風が気持ち良いね



車があまり来ない道で止まり撮影



そして


この独特なラインをした

ヒップラインが美しく、官能的にも感じる


Vespinoの魅力の一つでもあるね



このオートバイが友達となり

そしてこの先もずっと友達でありたい



そう感じながら…



今にも雨がこぼれてきそうだから、息子を乗せて帰り道を走る



小さな橋を渡り

細い小さな道を走り

息子と2人で見つけた小さな秘密のトンネルを抜けて…



息子と自分がVespinoで走って見た視界は

すべて2人だけの景色と場所なんだ



ずっとずっと宝物なんだ