ちょっと重たい話が続いて、なんだこれは!

と思っていた方も多いと思うので、今日は、ちょっと

面白かったドラマを紹介しますね。

 

またまた兄貴に面白いドラマがある!と教えてもらって視聴しました。

 

これはオリジナルのタイトルは「The Gift」といいますが、日本語では「アティエ」といいます。

 

英語圏か日本のドラマはよく見ますが、こういったイスラム圏のドラマは非常に珍しく、非常に興味深く試聴しました。

 

全体の雰囲気ですが、主人公のアティエと両親、そして妹はイスタンブールに住んでいて、ここは本当にトルコなのか?と疑うくらい宗教には縛られていません。

 

だいたい、ドラマに出演している女優さんはとても背が高く、このアティエを演じておられる方は何となく、「アウトランダー」のクレア役のカトリーナ・バルフに似てるなぁって感じです。外見だけでは、この人は西洋人ですといっても、すんなり通るような気がしました。またアティエの元カレのオザン役の男優さんも非常に色素が薄く、おそらく瞳はヘーゼルで、髪もごく薄いライトブラウン。日本人には、これが金髪と言われれば「そうかなー」と納得するほど。だいたい日本人は金髪を誤解していると思いますね。

 

さて、服装も他のイスラム圏とは全く違う露出度満開で、みんな襟ぐりの深い、背中の大きく開いた服や、スリットが深くて美脚がバッチリ見える服、お臍も丸見えの服を平気で着ていました。

 

あとは、みんな平気でシャンパン、ワイン、ウイスキーを飲んでいました。

そこに躊躇いは一滴たりともありませんね。

 

ただ、ベースにはキリスト教がなくて、土葬する時、西洋では棺ごと土に埋めますが、トルコでは、棺から出して、木で櫓のようなものを作り、その後、土を盛るという感じでした。

 

お墓も十字架でないところをぬかせば、墓石も西方ではこんなのよくあるだろうな、って感じのものなので、何となく感じとしては、キリスト教ではないヨーロッパの国が一番しっくりくるのではないでしょうか。。。ただし、田舎はもっと保守的で、昔ながらも露出度の少ない伝統的な衣装をつけているのが普通だそうです。

 

少し調べてみると、オスマン帝国は宗教を除いて他の文化は全てビザンチン帝国から継承したという自負があるそうです。

また、他のアラビア半島のイスラムの国々とは平等に友好関係にあったわけでもなく、常に監視を怠らなかった、、、という厳しい側面もあるそうです。

 

だから、「オスマン帝国外伝」のスレイマンが「何だと? ハプスブルグ帝国? 笑わせる。何が帝国だ! 私こそが三大陸を治める帝王だ!」と言っていたのも、あながち間違いではない、ということなのですね。歴史はどちらかだけを見ていると本質を見失いがちです。

 

話はネタバレはしたくないので、ちょっとだけ。

これは、ジャンルとしては、スピリチュアル系ドラマなのかなと思いますね。

 

イスラムとは全く別の、世界は無数のパラレルワールドがあり、人間は、一秒ごとにそに無数のパラレルワールドの中から、過去を修正し、未来を選択しているーー。

 

なんか、そんな感じです。

 

これはシーズン3まであるのですが、

シーズン2までは非常に整合性が取れていて、納得いくのですが、

シーズン3はちょっと、ティストが変わって、話に綻びが入るのが惜しい!と思うところです。。。

 

でも、夜の海峡をつなぐ橋のシーンなど、美しい場面も非常にお多く、楽しめました。

あと、主人公の恋人に「オスマン」の長男役の男優さん、そして、皇女ハティジェ役の女優さんも出演されていました。現代劇に出ると驚くほど印象が変わるんだなーと当たり前ですが、そんなことにも驚きながら視聴しました。