本日からホウレン草の出荷です。
画像ではハウス用のフレームが見えますが、ビニールをかぶせていないので露
地栽培になります。(べたがけはしましたが)
昨年の11月終わり頃種を播いたホウレン草がようやく出荷の時を迎えました。
種を播いてから今回の厳しい冬を越してきたので正直収穫出来るのかどうかと
いった所でした。
冬の間、寒さから身を守るために地面にぺったりと張り付いて寒さに耐え続け、
この3月の気温上昇で一気に成長した感じです。
昨年の秋にキノコの廃菌床(オガ)を2t/10a撒いて播種しました。勿論農薬や堆肥は使っていな
いので、養分を多く要求するホウレン草は「微生物農法」にとってハードルの高い
作物です。
思えは、昨年「たんじゅん農法」を初めてから、ホウレン草は4回目の播種です
が、初めてこのように色が良く元気な物ができました。ホウレン草で失敗するパ
ターンは幾つかあって、
1.窒素不足で葉が黄色くなる。
2.播種の条件(気温や水分など)で発芽が揃わない。
3.葉をダニにやられる。
などフルコースで失敗してきただけに、今回は嬉しさがこみ上げます。
今回は根にかなりの菌が付いていますので、冬の間に放線菌が徐々に増えて
この結果になったのでしょう。
写真ではちょっと分かりづらいですが、根を引き抜くとけっこうな数の
菌根菌がついています。
一歩前進ですね。