高層ビルの屋上の新築一戸建住宅で穴あけ作業をしていた
施主さんが僕の工具袋から水準器を取り家の模型に充てて
「どうも水平にならないんだよな」
と言った
するとクレーンの作業員が雑紙を模型の下に敷いて調整した
「それでは本当の意味が無いじゃないか」
と僕が言った
作業員は笑いながら何かわからないことをしゃべった
知らない顔だった 鼻に大きな傷跡があった 強そうな大きい人だ
そしてクレーンをはるか下の地面に伸ばしユンボーに引っ掛けて
それはけん玉のようにブン!とふりまわした
ビルの周りをぐるんっと回し、遠心力をつけて屋上にドン!と着陸させた
凄かった!
それをまたひょいっと持ち上げて地面に放り投げた 地面にぶつかるのかと思ったところでクレーンのワイヤーをクイっと操りぶつかる手前でぴたっと静止させた
ワイヤーの大きな音がガチャン!と響いた
それを何度か繰り返して見せた 時には僕の頭の上をユンボーがかすめた
ワイヤーが切れたら大変なことになるなと思った
さあ資材を取りに地面に降りた アスファルトの横には水路が流れていた
その隙間一部透明になっているところからアスファルトの下にきれいな川が流れていた なぜか明るく見えた
目が覚めたいやな夢ではなかった