短歌初心者 萬葉集 読書 -20ページ目

短歌初心者 萬葉集 読書

萬葉集が好きで4516首を書き写し

次にオープンカレッジで短歌入門コースを受講

臆面もなく短歌作りにチャレンジ!

萬葉集と読書についても

NRさん


  前裁の蝋梅の香に廻り道この家の主心偲ばる


  土曜日は日野原さんのコラム読み元気長生き百が目標


大塚先生の添削


  前裁の蝋梅の香に廻り道この家の主心偲ばむ


  土曜日は日野原さんのコラム読み元気に生きむ百が目標





NHK短歌全国大会 大塚先生選


特選


  青空に溶け込まんとしてもどさるる回転木馬のさみしき上下


  茨城 小田倉玲子


     一読情景が鮮やかに浮かぶ一首である。メリーゴーランドの木


     馬の上下の動きを「青空に溶け込まんとして」と捉えた感性がと


     ても良い。木馬にペガサスのような翼が生えることはなく、地上


     を離れ得ぬ存在としての悲哀が、そのまま作者のピュアな心を伝


     える。

  無人駅に風と乗りきし秋あかね視線あつめて下車してゆきぬ


  栃木 黒田薫


     誰もいない無人駅に停まった電車、おそらく乗降する客も少な


     い昼下りだろうか。秋茜が一匹、すいっと車内に入り込み、ひと


     めぐりしてまた出てゆく。それを見る人々の「ああ、秋だな」と


     いう感慨が聞こえるようだ。二句目の「風と乗りきし」が効いて


     いる。

題詠「母」


  整数となれば消さるる分数の分母のごとし子育て終へて


  長野 原田浩生


     様々に歌われて来た「子育て」を、算数の分数で表現しユニー


     クな歌である。成人の何十分の一かで生れて来た赤子が、ついに


     は成人となって「分母」である母を必要としなくなる、そのこと


     への悲哀がさらりと歌われている。理想的な子の成長が見えるよ


     うだ。