こんにちは![]()
ayurveda esute VERMA 代表の須藤です![]()
『体質チェックだけで、本当の体質(プラクリティ)を断定すべきではありません
』
アーユルヴェーダセラピストの私がこんな事を言ったら怒られそうですが![]()
私は、お客様にもそのようにお伝えすることがあります![]()
何故かと言いますと…
アーユルヴェーダでは、生まれ持った体質(プラクリティといいます)は、一生変わらないとされていますが
インドやスリランカでは、本来アーユルヴェーダのお医者様だけが判定できるものであり、
一説には、『占星術師でなければわからないだろう』 と言われるくらい
人の体質(本質)を見極めることは、とても奥深く神聖なものだと思うからです
事実、私自身も色々な方々にみていただきましたが、ワータ体質、ワータ・カファ体質、
ピッタ体質などなど…実に毎回考察が異なりました![]()
最終的には、妊娠6ヶ月の頃にアーユルヴェーダ医からピッタ・カファ体質でワータが
乱れやすい傾向にあると診断され、『ただし妊娠中なので、プラクリティどうかは判断が難しい』
との補足説明を受けたのです
おそらく、もっと深い観察が必要ということだったんだろうと思います(その時は30分程度の診察でした)
理由はもう1つ
人は、環境の影響を強く受ける生き物だということ
本来のんびり屋さんのカファ体質の方でもピッタの性質が上がりそうな環境に長く身をおくと、
まるでピッタ体質のような雰囲気を醸し出したりします
生き抜く本能なのか、人は置かれた環境下になんとか適応しようとしますよね
(もちろん、それがその人の本質と掛け離れたものであれば
月日の経過とともに明らかな体調不良となって現れてくるでしょう)
大人になると、そういった仮面(自分であって自分でない)を何枚も何枚も被っている事が少なくないんです
そして、ご本人に自覚がないことが殆どです![]()
なので、体質を判定していただいたなら、
そういった体質傾向があるとして参考にしつつも決して断定せず、
現在のヴィクリティ(悪化したドーシャ)に対して積極的にケアしていただきたいと思います
もちろん、ヴィクリティへの対処の際に、プラクリティも考慮できたら、満点です
でも、その事に捕らわれると、アーユルヴェーダって難しい…
で終わってしまう場合があるので、もっとシンプルに受け止めてください
おそらく、心身をケアする習慣が身に付くと、自ずと体質の傾向が掴めてくるはず![]()
まずは、ドーシャを構成する3つの体内要素(ワータ、ピッタ、カファ)が
間違いなく私たちの中に存在している事を認識し、受け止めること
そして、季節や時間、食事、環境などによって常に増減を繰り返す体内要素の変化を
敏感に感じ取れる感覚を取り戻すことがとても大切だと思います
アーユルヴェーダを取り入れた生活を実践することとは、正に『本当の自分探し』です
たまねぎの皮を剥ききったとき、芯の部分にある本当の自分に出会うのが楽しみですね
次の機会には、ドーシャに関してもう少し詳しく触れたいと思います
『健やかに、より美しく』をテーマに、是非ご一緒にアーユルヴェーダを日々活用していきましょう
★ayurveda esute VERMA★
本物のアーユルヴェーダを情緒ある神楽坂で
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