第26弾 許せない話 日本代表 岡田監督



久々にめちゃめちゃムカついた。


ブログで人の悪口・中傷をするのは嫌なので、腹が立ったり、嫌いな人でも今までブログのテーマにはしてきませんでした。しかし、さすがに今回は言わせてもらう・・・・・・・・・


岡田監督、何考えてんの!?パンチ!


昨日のW杯壮行試合の韓国戦、日本は0-2で完敗、点差以上に試合内容も酷いものだった。


試合後のインタビューで何を語るのかと思いきや、自身の進退伺いを協会会長にしたことを話し始めたのだ。



前代未聞の記者会見だった。その席で、岡田監督はベスト4を目標とするW杯へ向けた決意表明をするはずだった。だが、厳しい表情で試合を振り返った代表指揮官の口から飛び出したのは、まさかの言葉だった。

 「1年に2回も韓国に負けて申し訳ない。当然、責任問題を問われると思う。(犬飼)会長にも尋ねました。“やれ”ということだったので、前に進むしかない」

 W杯に向けた壮行試合でまさかの“進退伺”を申し入れた。あらためてその発言の真意を問われた岡田監督は「自信をなくしたということじゃなくて、“続けていいんですか。(犬飼)会長もいろいろ言われますよ”ということで聞いたんです」と説明した。2月14日の韓国戦でも1―3と惨敗し、解任騒動にまで発展した。そして、再び宿敵・韓国に敗れて、ついに自ら代表監督を“辞める”覚悟を口にした。

上記の記事元

http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100525-00000020-spn-socc


あと約2週間後に迫ったワールドカップ直前の壮行試合後に、チームを束ねる指揮官が、戦前逃亡ともとれる

『監督辞任』を協会会長に伺い、しかもその事実をマスコミに発表する・・・・・・・・。


こんな指揮官の下で選手は戦えるのでしょうか・・・・・・。


この一連の行動には、自身の保身しか頭に無い、戦う姿勢とはかけ離れた姑息な一人のおっさん

しか出てこない。 


マスコミに叩かれる前に、


『僕自身とても責任を感じているんだよ。進退問題を自分から言い出すほどにね!』


とアピールする事で、事態の沈静化を図ったのかもしれないが、まさに逆効果。


もし、責任を感じて実際に会長にそのような事を言ったとしても、それは試合直後に岡田監督自身の口から語られるのではなく、後日会長が『彼はとても責任を感じ、また私の立場も考えてくれてこのような話があった』と語るべき話であるはずです。


進退伺いをした上で、『何をいわれてももう辞める』と、辞任する方向で決めてしまったのなら話してもいいが、

結局自分がW杯も指揮を執るのならば、そのようなやり取りがあった事は大会終了後に話せばいいことだ。


他にも彼は一社会人としてもかなり稚拙な部分がある。


この試合でも試合終了直後にスタンドにいるファンに対するあいさつも放棄し、まさに怒りの矛先を向けるべき相手を間違っている。筋違いもいい所だ。


本来ならば深々とお辞儀をして謝らなければならない。私ならばたとえパフォーマンスと言われようともファンに向けて土下座の一つでもしたほうがよっぽどよいと思う。


以前にも契約条件になっている試合後のインタビュー拒否やTV番組でのブチ切れ、記者会見での発言内容など、指揮官としての資質を疑わざるをえない事柄が多々あった。


1993年のJリーグ開幕以来、熱心ではないがそれなりに興味を持って日本のサッカーを見てきた。


三浦カズ、ラモス、柱谷、井原、北澤らが活躍していたJリーグ創成期や、前薗や中田英寿、小野、稲本、高原、名波らが活躍していた黄金の中盤期など、数々の時代、試合を見てきました。


長居スタジアムへ代表の試合を見に行った事もあります。


オフト、ファルカン、加茂、トルシエ、ジーコ、オシムと色々な代表監督を見てきましたが、みな闘う姿勢と潔さを持っていたと私は思います。


そもそも岡田監督がなぜ『名将』と呼ばれるようになり、代表監督に再び呼ばれたのかがまったく分かりません。


今の若い人達はW杯出場が当たり前で、今まで一度も出ることができず、最もW杯に近づいた日といわれる

メキシコワールドカップ予選や最終試合の後半ロスタイムにW杯出場を逃した『ドーハの悲劇』などは知らないかもしれません。


『ジョホールバルの歓喜』と呼ばれ、日本代表が初めてW杯出場を決めた時の監督が岡田監督だったので

それが『名将』と呼ばれるきっかけとなり、その後コンサドーレ札幌や横浜マリノスの監督をするまでになり、再び代表監督となるのですが、そもそも最初に代表監督になったのは、加茂監督が就任した際、当時ジェフ市原の監督であった清雲監督に代表チームのコーチの話が来て、自分の代わりにジェフのコーチをしていた岡田さんを推薦して代表チームのコーチとなったことから始まるのです。


予選敗退の危機となり加茂監督が予選中に更迭、その時点でチームを良く知るものとして『代理監督』として

岡田監督が指名を受け、その試合で相手(カザフスタン)に先制されるも終了間際に追いつき引き分け、

次の試合でも引き分け、その後2試合を勝利し、結果本大会出場を決めた。


W杯本戦では3戦全敗で勝ち点0で終わったが、フランスまで連れていった三浦和良をギリギリでメンバーから外した事が話題となりました。


しかし、W杯出場を決めた代表チームはもともと加茂監督が作り上げたチームであり、岡田監督が一から作ったチームではありません。本線を闘ったチームは岡田監督が作ったチームですが・・・・・。


また、その後指揮を執ることとなるコンサドーレ札幌も、もともとJ2ではJ1昇格に限りなく近い強豪チームであり、岡田監督でなくともJ1に昇格していたでしょう。J1昇格後は8位・14位となり辞任。


横浜マリノスも前監督が作り上げた土台を元に就任1年目で優勝、2年目の前期まで3連覇しますが

その後は6位・9位・9位となり辞任。


『名将』たる所以がまったく見えてこないのは私だけでしょうか?


この南アフリカW杯も当初はオシム監督のもと、闘うはずでしたが、脳梗塞で緊急入院、代理監督としてまたもや岡田監督が就任する事となったのです。


もちろん選ぶのは協会やその他の人間が選ぶのですから岡田監督に責任はありません。

しかし選ばれて引き受けた以上、精一杯頑張るのが最低条件のはずです。


また、結果を受け止め、批判も甘んじて受けるのが当たり前の事で、勝った時は饒舌にしゃべり、負けたり自分の都合の悪い事を聞かれるとあからさまに不機嫌になり、答えなかったり拒否するというのはいかがなもんでしょう。


トルシエやジーコも賛否両論、勝てば褒められ負ければ叩かれていましたが、キッチリと受け答えしていたと思います。そして自分の信念を曲げず、自己を犠牲にしてでも選手を導こうとしていました。


この試合後、色々なスポーツニュースを見ましたが、どの番組でも言っている事は


『闘う姿勢が見られない』 『気迫が感じられない』

 

といった精神的な事でした。


そう、開幕直前の今の時期に、技術的なことや戦術的なことをいまさら言ってもしょうがないのです。


なによりも『勝ちたい』という意識が大切で、監督をはじめ選手全員が強くそう思うことでそれぞれがしなければいけない事が見えてくるのだと思います。


0-2という結果以上に問題の根が深いような気がするだけに、心配以前に残念でなりません。


本番のW杯も、見る前から結果が分かっていますが、現実を受け止める為にもしっかりと見たいと思います。