第19弾 好きなものの話 韓国ドラマ





日本のゴールデンで韓国ドラマ『アイリス』が始まりました。


このことに関しては賛否両論、私自身も少し情けない気持ちになり、言いたい事もたくさんあるのですがそれは置いておいて、今回は韓国ドラマについて書きたいと思います。


もともと日本での韓国ドラマの火付け役となったのが皆さんご存知の『冬のソナタ』。


ぺ・ヨンジュンさん、チェ・ジウさん主演のラブストーリーで、おばさま方を中心に韓流ブームが生まれました。


日本での放送は2003年にBSで、2004年にNHK総合で放送されましたが、かくいう私の妻も、そのおばさま方と同じように『ヨンさま~!!かっこいい~!!』と言いながら必死で見ていました。


『めっちゃ面白いから一緒に見て~』と言われましたが、ぺ・ヨンジュンさんの『微笑の貴公子』っぷりを見て


『きしょ!!』『なんなんこれはてなマーク


というのが第一声でした。


なんでこんなドラマに夢中になるの?あほやなあ。と思っていました。


『冬のソナタ』終了後、2004年10月からイ・ビョンホンさん、チェ・ジウさん主演の『美しき日々』がNHKで始まりました。


『今度のドラマも面白いから騙されたと思って2、3回我慢して見てみて!!


と言われ、渋々見ていると・・・・・・・・・・・・・。


お、おもろいやないか~い!!


結局、続きが待てなくてTUTAYAに走るハメに・・・・・・・・・・。


ついでに『冬のソナタ』も借りて見て、すっかり韓国ドラマにハマッてしまいました。


それからはぺ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、クォン・サンウ、ウォンビン、イ・ドンゴン、ソン・スンホン、

キム・レウォン、ヒョンビン、パク・シニャン、ソ・ジソブ、ピ、キム・ヒソン、キム・テヒ、ソン・ヘギョ、ハン・ヒョンジュさん達の作品を見るまでになり、今までにおそらく40作品以上は見ていると思います。


では、韓国ドラマの魅力とはなんなんでしょうか?


人によって楽しみ方は違うと思いますが、私なりの魅力を挙げてみると、


まず、話数が多いので細かい描写が可能だという事。日本のドラマは10話~13話くらいが標準ですが、韓国ドラマの場合20話~24話が標準的なドラマの話数になっています。

そのため、主人公の子供時代から始まる話なども結構多く、主人公が出てこずに子供時代の子役だけで

2~3話進む事も多々あります。

しかし、これがドラマの後半になって効いてきたりするんです。

話数が少なく、その上視聴率至上主義の日本のドラマではこんな事できないですよねえ。


次に日本ではもう風化してしまった『親子の絆』や『純愛』がこれでもかというくらい出てきます。

韓国は儒教の国というのもありますが、日本にはもう無い古き良き親子関係があり、子は親を尊敬し、親は子を大事にするという当たり前の事が今の日本人には感動的にすら思えます。

また、少し好きになればすぐにシーツに包まれた二人のシーンになる日本のドラマと違い、キスするまでが

ながいながい。手を繋いだり、一緒に歩くだけで幸せを感じ、キスをする、されるのにドキドキするという、今では日本の中学生くらいしか持っていないかもしれない感情を大人に与えてくれるのです。


次にびっくりするくらいのベタな展開。

韓国ドラマをいくつか見た人ならわかるでしょうが、必ずといっていいほど出てくるベタな展開があります。


出生の秘密・・・・愛し合った二人が実は兄妹だった??憎みあうライバルの二人が実は兄弟、姉妹だった??

さらには生まれた時に病院で入れ替わっていた??など


病気・事故・・・・・大きな事故にあったり、実は不治の病にかかっていた、余命わずかなど、病院でのシーンが出てこないドラマはないんじゃないかというくらい病気や事故になります。また、突然鼻血を出したり倒れたりして、病院で検査すると病気が発覚というパターンが多く、せっかく愛する人と上手くいったりいきかけたりしている時に病気が発覚します。まさに不幸の連鎖。


記憶喪失・・・・主人公が事故にあい、記憶をなくし、愛する人となかなか再会できないというパターン。


留学・・・・・・突然留学する事になり、あわてて追いかけて空港を探す・・・・。

        無事合えるパターンと、すれ違いの連続で会えないパターンがあります。



貧富の差・・・・金持ちと貧乏人との結ばれない恋や、

      貧乏人が魅力的な金持ちによって美しく魅力的になっていくプリティウーマン的なパターン。


分かり易い善悪・・・・健気に素直に真っ直ぐに生きる主人公をこれでもかというくらい陥れる意地悪なライバル。



そして最後に韓国ドラマの最大の魅力は俳優にあると思います。


女性は美しく、とても魅力的で、男性はみな爽やかで健康的で鍛え上げられた肉体をしています。

人に見られる仕事という事を日本の俳優以上に意識していて、日頃の徹底した自己管理が伺え素晴らしい。


日本の昔の映画俳優のような一般の人とは明らかに違うオーラが漂っています。


今回民放のゴールデンタイムで放送される『アイリス』で、初めて韓国ドラマを見る人も多いんじゃないかと思いますがその人達はいったいどう思うのか気になるところではあります。


おそらく韓国ドラマやそれにハマッているおばさま方を冷ややかな目で見ている人もいまだに多いと思います。


そんな人達は騙されたと思って一度見ていただきたい。

騙される人もいるでしょうが、半数以上の人は『面白い』というと思います。


そんな韓国ドラマが大好きです。