正式なカウント対象にはなりませんが、私はとても重要な手術だと思っています。巷では今盛んにレ一ザ一や高周波(RF)治療が喧伝されていますが、根治性の高さでは、外科的なストリッピング(下腿と大腿に数mmの小切開を置いて血管内に専用のワイヤーを入れて引き抜く)にはかないません。また下腿下部の静脈瘤には小切開による摘出術(stab avulsion法)が有効で、これをストリッピングと一緒に行なうと静脈瘤は跡形もなく消え去ります。当然ですがストリッピング+瘤摘出術は完全に保険適用手術です。
さて、静脈瘤手術ではモスキートペアンと言う繊細な小さな鉗子を使いますが、心臓のバイパス手術でもこのモスキートペアンが大変重要な役割を果たします。私の知っている心臓外科医にも下肢静脈瘤手術を重要なレパートリーにしている方が何人かいます。私も千葉勝浦の塩田病院に移って約4カ月が経ちましたが、既に下肢静脈瘤を24例執刀しています。大体1〜2泊で帰宅されますが、日帰りも可能です。正確ではないのですが、私が心臓手術の合間に執刀した下肢静脈瘤手術は1500件位です。
術前(左膝下から足首まで)
術後(左前面のstab avulsion)
術後(右大伏在静脈抜去+下腿のstab avulsion)
3〜4mmの小さな皮膚切開下に行なう静脈瘤切除術(stab avulsion)です。
私は左右両手でモスキートペアンを操ります。



















