犬の目で・・地球の隅々を見て歩きたい
凱旋門の上からシャンゼリゼを見下ろす。
ゴッホの墓はパリから電車で約1時間のオーヴェルシュールオワーズにある。駅から村の教会を見上げ、ゆるやかな坂を登った麦畑の中に墓地がある。ゴッホはこの麦畑で自ら命を絶った。現存する村の教会。写生に出かけるゴッホ。オルセー美術館で「オーヴェルの教会」を鑑賞。
狭い日本を飛び出そう旅に出れば思いがけない出会いが待っている・・かも知れない。「吾輩のひとり旅(日本編)」も見て下さい。https://ameblo.jp/verdijpetcom2「吾輩はブルドッグである」も見て下さい。http://wagahai71.blog.fc2.com「吾輩の木工生活」も見て下さい。http://wagahai70.blog.fc2.com
ビガンの街並みは「スペイン統治時代の面影が残る」と言われる世界遺産だが、建物を覗いてみた限りでは「廃墟」と言った方が分かりやすい。サンチャゴ要塞は太平洋戦争時には日本軍の司令部として使われ、アメリカ軍との戦いによって瓦礫の山となった。
モルドバの秋、吾輩的には気に入っている。旧社会主義圏で消費するワインを一手に引き受けていたのだろう。独立後の今も産業と呼べるのは国立の「ワイン工場」のみである。延長100キロ以上の地下道に膨大なワインが眠っている。この鐘楼の地下に降りて行くと崖っぷちに修道院が掘られている。修業のためには人里離れていた方が良いのも分からんではないが、そんなひ弱な宗教じゃ都会では何の役にも立たんのではないか。
ムソルグスキーの展覧会の絵の終曲が「キエフの門」である。この地は吾輩にとっては到達しなければならない場所の一つであった。ソ連時代、これらの教会は倉庫や工場に使われたり閉鎖されたり、ひどい扱いを受けていた。
君の国の過酷な歴史には同情するが、そんなに睨むなよ。どこの国にも「貴族」は居て、大勢の貧しい人が居る。「愛のトンネル」だと? 年寄りには全く無意味な観光地である。
通勤通学の人々が朝夕、摩尼車を回しにくる。吾輩の力では回らない。ヒマラヤの雪解け水が国を潤す。ブータン最大の祭り「パロ・ツェチュ祭」何てことない踊りが何日も続く。閻魔大王が登場すると民衆が殺到し、極楽行きの約束を取りつけるのだという。吾輩も一口のせてもらいたい。祭りのクライマックスであるトンドル(大掛仏)のご開帳は群衆が集まる中、真夜中に始まり朝までには閉じられる。
今世紀最大の環境破壊と言われる「アラル海の消滅」など知らん顔。悪いことは何でもソ連のせいにしてしまう。誰もが商売出来る時代が到来して、この城壁(500メートル四方)の中に1000件近い「個人経営の土産物屋」がひしめく。昼間はとんでもなく暑いが、朝夕の爽快さは、軽井沢や上高地の比ではない。
常識的には海に向かって立つべきだと思うが、海に背を向けている。その結果、朝日はお尻を照らすのである。製造、運搬途中なのか知らないが、放置されたモアイも多い。この島ではモアイに興味を失ったら何もすることがない。
吾輩の偏見かも知れないが、水上生活と言うと「貧しい」イメージがあるが、南国のリゾートではこの小屋が高級ホテルのスイートルームなのである。果物に限っては安くて美味だが、魚は 熱帯魚のようにカラフルで、永く住みたい島ではない。
古いものを保存する事は必要だが・・未来を案ずる努力はもっと重要だ。鳥の鳴き声で目覚める環境がいつまでも続く保証はないのである。
ベルン旧市街は中世の面影を残す古都である。治安や町の雰囲気は良いが、ここを行き来する犬の目は愛嬌に欠ける。
ルツェルンは音楽好きの犬には親近感のある町である。ホームに旅犬がいないのは事故で運休しているからである。しっかりしろスイス国鉄。「瀕死のライオン」像は、ルイ16世を守って死んだスイス兵を称えたもの。自己愛の強い吾輩には無縁の話である。この季節のみ味わえるホワイトアスパラが美味であった。生ハムとの相性も良い。吾輩の認識ではアスパラなんぞはオードブルでしかないが、この時期この地方では堂々の「メイン料理」なのである。それにしてもスイスは物価が高い。
チューリヒは多くの犬にとっては「飛行機の乗り継ぎ地」でしかないが、歩いてみると静かで美しい町である。スイス国鉄の時計の赤い秒針は連続的に動いているが0の位置では一度止まる。1分毎に標準時と同期させるためで、世界一正確な時計と言われる所以である。スイスに行ったら是非見てほしい。
犬の品種は多いが、人間の種類はもっと多い。「これはこれで幸せなんだろうな」と思う吾輩であった。
「改修」しないで「改築」した方が良い、などと失礼なことを言っていたコロン劇場の「改修」が終わっていた。
生きた人間が住めそうな静かな街である。乗り心地の悪そうな鉄の台車が住人の足である。
丘の上、つまりキリストの足元からリオデジャネイロの街を一望できる。前回は雨で、丘に登ってもキリストの顔すら見えなかったのだが、今回は天気に恵まれ、キリストも機嫌が良く、吾輩の復活を保証してくれた。
吾輩は泳げないので命綱によって守られている。イグアスの滝は滝壷側から見上げることができて、スケールの大きさを実感できる。世界一の滝と言って良いと思う。滝は国立公園内にあり入場時間が限られているが、公園内のホテルに泊まった犬だけが滝の音を聴きながら眠ることができる。危険な遊びほど面白いもので、滝壺の近くまでゴムボートで行くことが出来る。このボートの操縦者にチップをやると、サービスのつもりか滝に向かって突進する。悲鳴と洪水、その段になって周りの客が水着を着ている事に気付いても遅い。