関わる全ての人を助けたいと思っていた〜自分を生きるということ〜 | venusvoce317∞

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守りたいものを守れる自分になるために

 

思えば子供の頃から謎に正義感が強くて。

 

差別をする人が許せなかった。

 

自分に全く関係なくてもいじめが許せなくて。

 

放っておけば害がないのに、あえて先頭きって全力でかばいに行って。

 

自らが標的に変わり、かばった相手に裏切られても許してしまえる子だった。

 

何度も何度でも許せる子だった。

 

そうだよね、怖いよね。

大丈夫、私は立ち向かえるからいいよ、と。

 

そんな性質は大人になっても衰える傾向は見当たらず。

 

全速力で駆け抜けてきた人生だった。

 

話せばわかりあえる。

 

伝わらないのは伝え方の問題。

 

私がもっと工夫すれば良いのだと。

 

沢山の裏切りにあって、精神的にも肉体的にも疲れ果てて。

 

生き方を間違えてきたのだと嘆いた。

 

全ての人を助けたいなんて傲慢だったのだろうかと。

 

実際にそんなことを言ってくる霊能者もいた。

 

自問自答の日々を過ごした。

 

起きてくる現象があまりに残酷すぎて。

 

希望を捨てずに生きてきた人生をどう受け止めたらいいかわからなくなった。

 

腹の底から沸き上がってくるマグマのような激しい怒り。

 

その怒りが、体をどんどん蝕んでいくのがわかった。

 

全ての選択は自分で行ってきた。

それが私達に与えられた自由であることを知っていたから。

 

だから責任は自分にあることはわかっていた。

 

それでも私は助ける道を選んできた。

 

確かに失ってきたものは多い。

 

人なんか助けなければもっと沢山の財産が手元に残っていたはずだろう。

 

あんなヤツ、助けなければよかった。

そう思う瞬間だってある。

そんな言葉を吐き捨てたそばから、

もしあの時に戻ったとしても結局同じことをしているんだろうと思う。

 

結局自分はそういう人間なんだって受け入れるしかないのだろうと思うことにした。

 

そしてそういう自分が結局は気に入っている。

そうすることを選んできた自分を誇りに思っている。

 

それだけでいい。結局はそれが全て。

 

自分が気に入るか気に入らないか。

 

もがき苦しんだ経験は、また少し違った自分に出会う瞬間を生み出す。

 

結局私達は、沢山の表情を持った自分を、

隠された本当の自分を発見するためにここにいる。

 

誰かに認めてもらう為じゃない。

 

誰かの基準で、誰かの理想と照らし合わせて満足する為じゃない。

 

私達は自分が自分を愛する為の練習をしている。

自分の素晴らしさを発見し、それを活かし、分かち合う為に生きている。

 

誰かの欲求を満たす為に生きるのは生地獄。

(あ、もちろんそれが好きな人はまた別ね。)

 

圧倒的な個性に向けられる強烈な嫉妬心、

劣等感が解き放つ強烈な負のエネルギー。

引きずり下ろすエネルギー。

そのエネルギーをダイレクトにぶつけられた時もあった。

 

人は、

自分がしたいのに、

自分ができないでいることを、

誰かがしているのを見ると怒り狂う性質があるのだと。

 

ちょっと私にはわからない感覚で理解するのに苦労した。

そんなこと思う前に動いてるタイプだったから。

 

動ける環境だったから?

いえいえ、そんなに自由な身でもなかったよ?

結局、やるかやらないか決めてるのは自分。

どうしたらやれるかを考えるか考えないだけの違い。

 

圧倒的な個性が握りつぶされるのを目撃する度に、

心が張り裂けそうになる。

心が握り潰される感覚。

 

私はここで何をしているのだろう。

何故助けることができなかったのだろう。

 

結局はそんな思いを巡らせている。

 

沢山の裏切りにあっても、

側に残った仲間もいる。

そしてその絆はとても深く強く結ばれてきた。

 

そんな経験はなかなかできるものではない、

貴重なものであることも知ることができた。

 

全ての人を救うことはできなくても、

ここからできることを続けるしかない。

 

私は私の正義を生きれば良い。

あなたはあなたの正義を生きれば良い。

そうやって世界は彩られる。

 

配置された者が配置された場所で粛々と使命を果たせばいいのだ。

 

私は私の思いを、

あなたはあなたの思いを共有できる仲間を作っていけばいい。

浅く広くでも、狭く深くでも良い。

 

自分にしっくりくるやり方で、自分の気に入るやり方で良い。

 

自分を許す力。

自分の個性を、特性を受け入れる力。

自分を認める力。

自分を愛する力。

 

そんな力を手に入れていこう。

そんな力こぶをひとつひとつ身につけて、

あなたの色を、あなたの光を輝かせていよう。

今いる場所で良い。

今いる場所からできることがあるよ。

 

あなたの個性は、あなたの特性は、あなたの才能だよ。

自分の才能を、まずは自分で受け入れよう。

それを必要としている人がいるから。

あなたを待っている人たちがいるんだよ。

 

たとえ、たった1人だったとしても、

その人の命はあなたにしか救えなかったとしたら?

それは軽んじられることではないよね?

それがあなたの使命だったとしたら?

あなたは立派に使命を全うしているのだよ。

 

自分の素晴らしさを軽んじないでね。

 

ここからできることを粛々と着々と。

そんな風に続けることで、いずれ大きなエネルギーへと昇華していこう。

 

誰の言葉かは重要ではない。

あなたの心に響くか響かないかが重要なんだよ。

 

あなたに必要なメッセージはそうやって届けられるよ。

いつだってどこでだって、私達はそうやって道しるべを持って歩いている。

 

1人じゃない。

物理的に1人でも、いつだって守られてた。

振り返ればそう感じる経験が沢山あったよ。

 

大丈夫。

どうかあなたの力を信じてね。

あなたの底力を見損なわないでね。

 

愛を込めて