Divine Grace 神の愛と栄光

【満月】補足有り　中秋の名月　マイトレーヤ　秘教の啓示の連続性　魂の転生

月光の渚　北海道　2018年1月4日撮影 KAGAYA

９月も半ばを過ぎ、まもなくお彼岸を迎えますが、兄弟姉妹の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか？お彼岸のことわざ通り、さすがに少しは秋らしくなると良いですね。

今月の満月時刻は、１８日(水)１１時３４分です。

🎑 秋の風物詩「中秋の名月」ですが、今回は満月の前夜です。まだ湿度の高い日が続いていますが、澄んだ夜空に浮かぶ、美しい名月を鑑賞したいものですね。

この先、中秋の名月と満月が重なるのは２０３０年のようです。この２０３０年は、黄金時代の幕開けといわれるような時期ですから、是非とも平和な世界で観月の瞑想会ができるように心から祈っています。

余談ですが、満月に接近しているのが土星です。

また、日本からは観測できませんが、部分月蝕が起きます。蝕は、ジョーティッシュ (インド占星術) ではあまりハッピーな意味を持ちませんが、何が起きても、起こることはすべて、良きことへの布石であるとそのように思いたいですね。

ロシアの予言少年の話

キリスト・マイトレーヤの仕事

現在、ロシアに住む１２歳の盲目の少年の予言が、ロシア国内と世界の一部の人々の注目を集めています。

彼は、僅か１２歳という年齢で、魂の転生や地球の未来について語り、現在の世界情勢を把握した上で今度の動向について発言しています。

その内容は大変興味深く、「ロシアとウクライナの戦争が年内に終結する」(だろう、という未来予測ではなく)と断言しています。

彼の脳の状態は、シータ波に偏っている ──覚醒中のθ(シータ)波は、精神的に集中している時に見られ、または深い瞑想状態や神がかり的なトランス (変性意識状態) 状態の時に見られる脳波── そうですから、一種のチャネリングやサイキック・リーディング、または預言者のように、まさしくトランス状態で情報を得ているのだと思います。

そして、その少年は「世界の未来」についてこう語っています。

「平和のビジョンを見た。真の進歩とは平和と協力の中にあり、人々はやがて武力や紛争ではなく協力して問題を解決する事が力であると理解するだろう。未来の宗教が全人類の利益のために融合するだろう」

まさに、大師・覚者のリーダーであるキリスト・マイトレーヤのメッセージそのものであるのと同時にスワミの伝える黄金時代を予感させる内容です。

マイトレーヤは、「自由・正義・同胞愛」は、既に我々の心の奥底にある願いだと話されています。

私たちの心の中にあるあらゆる思いや夢 (さらに潜在意識) は、いつか実現 (現象化) されます。例え、顕在意識で平和を願う人々がマイノリティだったとしても、潜在的に歓びが本質である魂は一つに繋がっています。

マイトレーヤは、商業主義や市場のフォースの危険性から、貪欲と競争がいかに破壊的であるかを伝えています。

そして、世界の貧困と飢餓の除去、地球環境の再生、平和の確立に背後で全力を注がれています。

マイトレーヤの教えの中心は、「平和と正義と分かち合い」です。この分かち合いの活動にマイトレーヤの力が注がれています。

そして、平和と正義は両輪です。

平和は正義の獲得によって到達できると話されている通り、腐敗したところに平和は存在できません。

秘教の『啓示の連続性』

秘教では、「啓示の連続性」という概念が存在します。それは、時々お伝えしている以下の天啓が核になっています。

〝ダルマ (正法、正義、徳) が衰退し、

アダルマ (悪徳) が栄えるとき、私は降臨する〟

〝正しき者を救うため、悪を滅ぼし、

ダルマを確立するために、

私は時代から時代へと化身する〟

『バガヴァッド・ギーター』第4章第7−8節

これは、時代の境目、節目ごとに神が降臨し、地上の秩序を取り戻すという啓示です。〈【満月】グル・プールニマユガ　アクエリアス　黄金時代　愛のメッセージ〉でお伝えした通りです。

これに則り、各々の時代の意識レベルの変容に合わせて、その時代に相応しい世界教師・世界大師 (霊的な指導者、導師＝霊ハイアラキーの覚者や偉大なアヴァター) が繰り返し出現するという循環の法則を伝えているのです。

これらの教えは、「大祈願」の祈願文の神の計画通りに施行され、最終的に計画の完成に向けて、前の時代に説かれた土台の教えを前提に、さらに新しい教えを説きに来られています。

現代社会では、合理主義と科学にコントロールされているため、これらの真実も宗教として認識されていますが、世界に４〜５千人の覚者の弟子が存在し、その７割がこの神の計画の奉仕に従事しているということです。

ロシアの少年が発言した「未来の宗教」とは、まさに秘教をベースに統合された「世界宗教」のことを示しているのだろうと思います。

ハイアラキーの一団のリーダーであるキリストは、新文明の建設 (の指導・監督) と人類の意識向上のために、今回は大勢の覚者方を引き連れて到来されます。

地球、魂、自己訓練、意識変革、心の平安

地球は、宇宙の中でも和を乱す非神聖な惑星だといわれていますから、今、地球のシステム全体が変わらなければならない最終段階に来ています。

今後の地球の行く末がどうなるかは、人類全体の連帯責任だといわれています。私たちの意識が鏡として世界に反映されています。

宇宙は、光と闇の戦いであり (インド思想では、これらは神の遊戯とされています)、地球外からも様々な悪のフォースがやって来ては「恐怖」を通じて人間を支配しているということですから、私たちは、できる限り恐怖を克服することが大切になってきます。

私たちの本質は、感情でも感覚でも思考でもない完全なる神性 (真我＝愛と光) ですから、自分の意識をそこに向けて同一認しないことが重要です。

そして、低次元の心や意識は、高次の気高い心や意識で整えるという訓練方法があります。

これもスワミの教えと同時に覚者の教えでもあります。彼らは同じ本質から発せられる教えをもとに同じことを伝えているので矛盾がありません。

毎回のようにお伝えしている「エネルギーは思考に従う」という秘教の法則を思い出してください。私も、問題 (特にカルマの人間関係) が発生した場合などは悩み、囚われてしまうことしきりですが、その都度、祈りや瞑想の時間を使って自己と対峙し軌道修正しています。特に祈りの効果と重要性は計り知れません。

問題が発生すると、あるがままを冷静に見ていかなければ正しい解決策に至らないので、私の場合は、どこまで自分が冷静さや平常心を保てるか…といった訓練になっていると思います。

このブログで、なぜ秘教の他に、毎回インドの祭をテーマにしているのか (ブログの核心) ですが、毎月様々なデーヴァの神々を祝う霊的祭の内的意味やマントラの朗誦は、心と感覚のコントロールから識別力を養うことで達成される心の平安にあるからです。

私たちの心が平安であれば、それが意識の法則によって現象化されます。

さらに愛に満たされれば、自分の周囲は愛と平和の天国のような空間になるということなのです。

釈迦牟尼仏陀の歩かれた足跡には、動物たちが引き寄せられて癒されに集まって来たそうです。

私たちもいずれはそのようになれたら、地上は天国になりますね。そこに存在するだけで秩序と環境が整い、周囲も癒されて幸福になる…素晴らしい世界です。

私たちの魂は、カルマの原因と結果の法則により、何十万回も転生して今に至っています。魂は、カルマの解消のために家族と出会い、様々な人々と出会います。魂自体が、転生する前に人生を決めてしまうといわれていますが、顕在意識としての自分の人生は、自分の自由意志で選択し決定することができます。

私たちが考える1/2秒前に思考はすでに存在し、そう考えようと最終的に自分が決めているといわれます。

既に存在している思考とは、転生によって集積した自分の思考パターン (潜在的な癖) です。

以下〈補足〉……… ………

そして、究極の潜在意識は神なる純粋な自己 (本当の自分＝真我とそれを宿す魂) です。これが高次の純粋意識のコアに存在しています。ですから、そこに焦点を合わせることが重要なのです。

エネルギー (この場合、思考エネルギー) はフォーカスしたものに注がれるので対象となるものが拡大します。宇宙は、自分が意識を向けた(注目した対象)事柄が拡大する仕組みになっています。単純な力学の法則と同じです。