DENIM JACKET の歴史

 

 最近では、いわゆる日本の四季が段々感じられなくなっている。猛暑日が10月初旬まで

続いてそこからいつの間にか急な温度変化で寒くなり北の国では初雪が降り始める。

という感じで気がつけば冬の寒さがやって来る。

 そして寒さがやって来る頃に重宝されるのが、ジャケットやブルゾンである。

今回の記事は、短い秋から冬に欲しいファッションアイテムの一つ、Gジャンについて書いて

見たいと思います。

 まず「Gジャン」とか「デニムジャケット」と言われる服のルーツから探って行きたいと

思います。 

 元々はワークウエアとして始まったジーンズ👖同様、デニムジャケットの歴史も古く、

1880年代と言われいます。製作したのは、ジーンズ👖の生みの親 ”Levis /リーバイス"

です。(1853年創業) デニムの生地にリベットを使って一着のジャケットに仕立て上げた、ワークウエアとして発売されたのが始まり。

 発売当初は、「Rivetted Blouse」と呼ばれていたらしい、当時のリーバイスはリベット

補強の技術で特許を持っていたのでこういったジャケットの制作は得意な分野と言える。

 

 リーバイスのデニムジャケットは、大きく分類して4世代だと言える。

 

  1st TYPE!:アンテイークミシンを使い13.5オンスの自社製デニムで仕上げた、

  「PLATED FRONT BLOUSE」は、まさにヴィンテージ感が漂うデニムフリーク

  も唸らす一着と言える。(写真A)ポケットの数は一つです。

             (写真A)

    2 nd TYPE ! : ファションとしての変化の始まり!

 1930年代後半、西部のCowboy達に愛されたジーンズやデニムジャケットをカッコ良く

 着こなしたCowboyが馬に乗って颯爽と走って行くシーンが思い浮かぶ。

 この頃から、デニムジャケットは、ワークウエアからファッションウエアとして進化して行った。

 1950年代に入るとジーンズ👖やデニムジャケットは🎬映画のワンシーンで多く取り入れら

 れます。ジェームス・デイーン「理由なき反抗」マーロン・ブランド「The Wild man」などの

 ワンシーンでハリウッドスター達が、ジーンズやデニムジャケットを愛用していた。

 その頃の「リーバイス」が「507XX」です。

 

  3 rd TYPE 1960年代:ファッションアイテムとしての変化と昇華したデザイン性

        デニムウエアのファッション化は、各メーカーにとり大きなビジネスチャンスとな

  った。

  そこでリーバイスもデニムジャケットをフルモデルチェンジへと舵を切った。

  1962年に発売された「557」が、リーバイスのフラッグシップモデルとなり

  フロント釦も6個に増えシルエットも現在のと変わりなく、デザイン性も

  ファッションとして昇華していった。(写真C)

    

              (写真C)

  4th TYPE: 第4世代デニムジャケットの完成形

  1967年、ファッション性を重視した「557」は品番を「70505」に変更し

  マイナーチェンジを行った。着丈も長くなった。このモデルが現在デニムジャケット

  の完成形と言われているようです。

  

           リーバイス「70505」

          

   リーバイスジーンズ