アインシュタイン先生「久美子ちゃん!どうしたの、テーブルを床にたたきつけるなんて」
久美子「叔父様はほっといて。アタシ心がびりびりに敗れた新聞になってるのよ」
久美子「うっ、うっ」
アインシュタイン先生「うーん。話してくれなきゃ分かんないよ」
久美子「次の舞台、役をもらえなかったの」
アインシュタイン先生「だからテーブルに当たったの?テーブルが可哀想だよ」
アインシュタイン先生「いやはや、どうしたものか。あのね、この世にあるものはね、あらゆるものに心があるの。生物も無生物も、形あるものにはすべて心があるんだよ。だからテーブルを叩きつけたら、テーブルも痛いんだよ」
久美子「無生物に心が宿るって…あり得ないわ、テーブルはテーブルよ」
アインシュタイン先生「喋らないし、逆らわないけど、テーブルも悲しむんだよ。きみはこのテーブルの上で何か食べて美味しいなって思うでしょ?きみが嬉しいと、食べ物を乗せているテーブルも嬉しいんだよ」
久美子「アタシを子ども扱いするの?」
アインシュタイン先生「人やものを大事にしないのはお子様だよ」
アインシュタイン先生「さて、どうしようかな」
アインシュタイン先生「この中で、何でもいいから好きなものを好きなだけ飲んでいいよ」
久美子「は?」
久美子「叔父様って、時々あすかっちみたいなことをするのね。血はつながってなくとも、実の親子みたいだわ」
アインシュタイン先生「そう?」
あすか「あれー、こんなにたくさんある!私も何か飲みたい」
久美子「好きなのをどうぞ」
アインシュタイン先生「似たところが多いから、親子になれたのかもね。きみも、ただ歌う練習をして舞台に立つだけじゃなくて、仲間たちがどう演技するかを客席から見てごらんってことで、選ばれなかったのかもしれないよ」
================
だんだんしっかりしてきたアインシュタイン先生。
あすかっちのお父さんになってから、子供とはどういうものか、実際に娘とはどういうものか、分かってきたようです。
久美子ちゃんの涙は乾きました。
コーヒーを飲みすぎるとドキドキするので、程々に。
いつもイイネ、コメ、ありがとうございます。
明日もまた来てね。











