あすか「（BGMがショパンの『革命』かぁ……けっこう激しい曲だなぁ……音、絞ってる……当たり前だよね、この選曲はないわー）」

（ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ）

あすか「（うわ、ドリルで削ってる、頭が気持ち悪い！変な感じ！脳みそに傷がついたりしたらどうしよう）」

藤村博士「頭に管入りました」

あすか「え？もう？」

（意識が飛ぶ）

藤村博士「脳の表面洗浄します（博士は”血腫腔”を洗浄しますと言ったが、なぜかあすかっちの中で”脳の表面”と変換された）」

あすか「え？洗脳しますって言った？（←勿論言ってない）」

藤村博士「気持ち悪いですか？落ちつくお薬足します」

（意識が飛ぶ）

藤村博士「もうじき終わります」

あすか「（早っ！）」

誰かの声「終わりましたよー。高峰さん、お疲れ様でした。もう少ししたらお部屋に戻りま～す」

あすか「オツカレサマデシタ～」

あすか「水ください……水……」

木村さん「３時間よ、３時間したら持ってくるねー」

あすか「（３時間も先……泣きたい）」

了くん「久美子ちゃんの舞台、初日終わったって。母さんは受験生の相談やってる」

あすか「そっか」

あすか「（あれ？了くんどら焼き食べてる……）」

了くん「寝袋持って来たから、今日ここに泊まるよ」

あすか「うん」

木村さん「何これ、寝袋？どうして枯れ葉ついてるの？きったなーい、こんなの持ち込んじゃダメよ」

その晩。

了くん「ンガー、ンゴー」

あすか「（了くん、イビキうるさい……でも言えない……エアコン寒い……今日サイアク……）」

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了くんがイビキなんて珍しいのですが、この日は疲れていたようです。あすかっちもなかなか寝つけなくて、散々な夜でした。

その晩眠れず