このフレーズがとても好きだ

たった30文字の中に

この曲の主張がすべて詰まっている

 

 

 

 

主義を以って利益を成した場合は
商いが食い扶持以上の意味を宿す

(出典: 浪漫と算盤/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎)

 

 

 

 

 

曲名は「浪漫と算盤」

林檎さん作詞作曲

宇多田ヒカル氏と二人で歌われたもの

このお二方はわたしが尊敬してやまない

知性と文学的表現力を持つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利益を生み出そうとするとき

そこに主義はあるか?

 

 

 

そうやって生み出された利益は

食い扶持のためのそれをも凌駕する

 

 

 

浪漫と算盤のはざまで

有耶無耶と曖昧さを守っていても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人が働くのは第一に

自分の食い扶持のためである

あるいは家族のそれのため

 

 

 

されどそこに

自分なりの主義や美学があれば

それによって得た利は

生活のためという名分を超える

 

 

 

これが今後の時代における働き方の

真髄を擁する意味合いだと思う

 

 

 

わたしもそうでありたいし

自分なりの主義を抱えて

仕事をしていきたい

 

 

 

これに対する賛否両論は当然

されどそれによって

わたしの主義や美学が崩れることはない