わたしの未来に
光を差したのも束の間
現実にならない約束など
御伽話の方がまし
同じだと思いたくはなかったけど
そう思えばわたしも少しは
楽になれるのだろうか
カタチにできない約束などいらない
映像が残像に変わるだけ
それでも思う
このわずかな日々の中で
わたしが浸っていた夢は
それはそれは柔に肌を包み込み
この心をあたたかく見守り
砂糖水のように甘かった
この夢を葬るために
わたしはまたパンドラの箱を開け
すぐさま鍵をかけるのだろう