長所と短所という前提において

人は長所ばかりをアピールし
短所を見せないようにと振る舞う
 
 
 
そうすれば人に評価され
社会での活躍の道が拡がり
人脈も拡大するからと
 
 
 
これが得意です
これがわたしの長所です
これがわたしの強みです
 
 
 
自分を他者にアピールする目的で
それをプレゼンする機会は多い
 
 
 
就活にしても
婚活にしても
面接にしても
 
 
 
押し出されるのはいつも長所
 
 
 
 

 
 
 
だけどわたしが思うに
 
 
 
短所や駄目さにこそ
その人の魅力は詰まってる
 
 
 
 
 
 
 
〜ができます
〜が上手です
〜が得意です
 
 
 
なんていうのはぶっちゃけ
大した魅力とは思えない
 
 
 
 
 
 
そんなことより
 
 
あなたのコンプレックスは何?
本当は何を避けたいと思ってる?
直したいと思ってるところは?
恥ずかしくて隠してることは?
 
 
 
 
 
 
それらこそが面白い
 
 
 
 
だけど人はそれを隠そうとするものだから
大した個性もない
月並みなキャラに映るのだ
 
 
 
 
 
 
わたしで言えば
 
 
 
コンプレックスは歯並び
頭頂部に近年増えてきた白髪
下半身の太さ
避けたいのは人前で喋ること
大勢の人と一緒にいること
 
 
 
 
 
 
 
恥ずかしいと思ってたことは
 
 
淫乱の気があり
官能的な世界が好き
おそらく性欲も旺盛なこと
 
 
 
 
このことは今まで特に
わたしがひた隠しにしてきたこと
ここに書くのだって
かなり勇気出してやってる
 
 
 
イヤらしい女だと思われたくない
淫らな人間と見られたくない
それは恥ずべきことだもの
 
 
 
そう思ってひた隠しにしてきたのだ
バレないようにバレないように
世間的に恥ずかしくないように
自分が恥をかかないように
 
 
 
これをここで表現するのだって
ぶっちゃけめっちゃ怖い
 
 
 
この話書くのも怖かった
パートナーがいても彼氏は何人でも欲しい
https://ameblo.jp/veni-kadan/entry-12579716389.html
 
 
 
自分は異常なのではないか
ヤバい女なのではないか
この欲求はおかしいだろ
 
 
 
そう思って抑えては抑えては
何食わぬ顔をして生きてきた
 
 
 

 
 
 
そこをある時
(なんならつい最近)
そんな自分を完全に認めたのだ
 
 
 
それは
白旗を挙げたというか
降参したというか
そんな感じ
 
 
 
 
わかりました 
 
もういいです
 
わたしはそうなんです
 
それでいいです
 
 
 
 
 
 
コレな
もうコレなんよ
自分の個性をハッキリと
自覚できるキッカケは
自分の個性を心から愛せるようになるのは
この諦めの後なんよね
 
 
 
このプロセスを経てないうちは
自分が自覚してる個性や能力なんて
フェイクの見かけ倒しだと思う
 
 
 
それは誰かから見て
素敵そうな個性であったり
憧れられそうな能力であるというだけで
本来の魅力を放つものではない
 
 
 
 
 
 
だから愛すべきは
自分の恥なんだ
 
 
 
 
 
隠したいこと
バレたくないこと
恥ずかしいこと
出来ないこと
無理なこと
 
 
 
 
 
これが反転してひっくり返ると
他人にとっての魅力
変化するのではないかな
 
 
だから魅力も能力も個性も
探し出してこねくり回して
自分にくっ付けるものじゃなくて
 
 
元々持っていた自分の闇や
目を背けていたものや
恥の中
にこそ見つかるんじゃないかな
 
 
 
 
 
 
あとはこの仮説も
けっこう的を得てると思うのだけどね