わたしはかれこれ半年以上
男に貢いでもらっている
昨年夫と別居して引っ越したため
持ってた貯金を使い果たし
新天地でほとんど無職の身だった頃
そのタイミングで現れたのが彼だった
今まで月に30万以上は
毎月貢いでもらっていたと思う
出会いたての頃の彼はもっと凄くて
月100万近くもわたしに注ぎ込んでいた
だけど不思議なことに
それだけの額をもらっておいて
わたしは今まで
ほとんど貯金ができなかった
貰ったお金が
なぜかなくなるのだ
ミステリーかと思ったほどだ
日本の平均的な世帯収入ほどは
大体手元にやってくるのに
キレーさっぱりなくなってしまう
使ってるからなくなるんだろ?って話だし
そりゃ確かに使ってたんだけど
特別な贅沢品を買ったわけでもないし
高級ブランドに注ぎ込んだわけでもない
フツーに生活してるだけで
それだけのお金が消えてしまう
使い切ってしまう
このことにはずっと罪悪感を抱いていた
無職でこれだけ貰ってるのに
なんでわたしはお金が貯められないんだろう?
二人暮らしで家賃もそれほど高くない
なのになんでやり繰りできないんだろう?
そんな罪悪感を抱いてるから
毎回彼に会うたびに
お金足りてるか?と聞かれても
本当は足りてないのに
無理して足りてると嘘をついてきた
金遣いの荒い女だと
思われたくなかったから
この罪悪感は今も抱いてる
財布にお金がなくても
あるようなフリをしてしまう
正直に言っても咎められないと
分かっているのに
それでもあるフリをしてしまう
わたしは以前
男に貢いでもらってる女のことを
心底忌み嫌っていたのだけど
いざ自分がその立場になってみて
分かったことがある
それは
男ひとりから貢がれる
お金くらいじゃ
全然足りないということ
お前の金遣いが荒いだけだろ?
って意見もわかるけど
本当に足りないんだもの
月30万くらいじゃ
全然足りない
50万でようやく
少しゆとりが出るかと思う
それでも心からの余裕には
まだ届かないんじゃないかな
わたしは本当は
貢がれてる女が羨ましかった
男に愛されて貢がれて
そのお金で欲しいものを買う女
男のお金でキャッキャと喜ぶ女
ありがたいことに宇宙は
わたしのその願いを見事に叶えてくれた
しかも絶好のタイミングと状況で
過去の自分が羨んで
嫉妬していた対象にわたしはなれた
人生の中で男に貢がれるという体験ができた
この時点で過去のわたしの願いは
きちんと叶えられたのだ
その経験の結果分かったこと
男一人に貢いでもらうお金くらいじゃ
わたしは満足できないということが
まず最大の気づき
あとは
男にお金をもらっていることで
自分に制限が生まれるということ
さらには罪悪感を抱えたり
負い目を感じるということ
お金をもらってるから
彼の意見には従おうとか
何かお返ししなくてはとか
彼が悲しむからこれはできないとか
そういう自らの負い目がもたらす制限が
じわじわと自分自身を苦しめるのだということ
そしてわたし自身そもそも
超絶金遣いの荒い女であるということ
ここを認めることができた
だからわたしは決めた
自分ビジネスをやることを
自分の好きな人生を歩むためには
お金は自らの力で生み出せる方がいい
そうでなければいつまでも
男の意見や顔色を気にして
自分の好きに制限をかけることになる
男だっていつまで
わたしにくっついているかわからない
いつまでその資金が調達できるかも不透明
それ以前にわたしが自ら
彼の元を離れることだってあり得る
そんなボヤけた可能性にしがみつくくらいなら
自分でお金を生み出す力を身につけた方が
よっぽど将来の心配がなくなる
この決意ができたのは
男から貰う金じゃ足りないという
経験ができたからこそだと思う
自分が満足できる生活をするためには
月にいくらくらい必要なの?
ということを
ザックリだけど考えることもできた
これって結構大事なことだと思う
なんとか生活できる金額じゃなく
満足できる金額を考えること
世間の一般的な世帯収入や
給与レベルで考えるんじゃなくて
自分標準で考えてみること
世間の賃金レベルに合わせてたら
何もかもがちっこくなる
できることも狭まる
人生の大きい流れで見れば
貢がれる体験ができてよかったんだろうな
貢がれるってすげえ楽そうだし
実際ラクなんだけど
その分自分からダダ漏れしてる
エネルギーもあるんだよってこと
その漏れたエネルギー分が
貢がれてる金額だと仮定したら
自分でもそれだけのお金を
生み出せないはずがないんじゃないかな?
まあこれは
わたしの仮説でしかないのだけれど