今一番探しているCDはなんだろう、とふと考えたんですが、おそらくtableという93年~95年ごろ活動していたバンドのアルバムになると思います。steve albiniの録音、どうやらシカゴのバンドのようです。


steve albini録音の作品は数多く、僕も実際shellacやowlsなど好きな作品が結構あります。もちろん有名な人ですし、インディーロックにある程度の思い入れがある方なら1枚は彼の関わった作品を持っていらっしゃるのではないでしょうか。


ただ、個人的な感想では、ちょっとこのtableというバンドは圧倒的にヤバいと思うのです。幸い、非公式ではあれマイスペースがあり、結構な量の曲が聴けます。

www.myspace.com/tableusa


アルビニ録音らしい「生々しく、痛々しいまでに削ぎ落とされた音」や、不協和音の多用、突拍子もない展開。と音楽的な記号を書き並べると、いかにもなジャンク、マスロックのようです。

確かに大枠の括りでいえばそうなるのでしょうが、このバンドの殺傷力はちょっと説明しきれなくなってしまいます。ありがちな静と動のコントラストも無く、過剰な音数や展開の詰め込みも無い。変拍子のキメやブレイクも、すでに記号化され(彼らの時代以降に)使い古されたような代物ではなく、個性的です。先駆者の凄味なのか、この個々のフレーズの面白さ、絡みの新鮮さは不思議にすら感じます。音の質感そのもので似ているバンドはよくいますが、案外この質感でこういうアンサンブルを聴かせるバンドを僕は知りません。



今僕は「vacuum / spindrift」の7インチしか持っていないので、いつかフル・アルバムを手に入れたいものです。