秋のイタリア個人旅行の概要 | 水の都で古楽修行♪ヴェルヴェッティーノのVenezia見聞録

水の都で古楽修行♪ヴェルヴェッティーノのVenezia見聞録

2016年よりイタリア留学中。国立音楽院の古楽科でバロック声楽を専攻しています。
日々勉強中なので、過去記事と最近の記事では発声について見解が異なる時がありますが、最新の記事が現在の発声です。
世界遺産の島ヴェネツィア在住。

9/25に両親がヴェネツィアに到着し、その翌日から12日間かけてイタリア国内旅行をしてきました。

公共交通機関だけを使った個人旅行なので、誰かの役に立つかも・・・?と概要を記事にしてみます。

ただし両親にとっては4回目のイタリアなので、必ずしも有名な観光地に立ち寄っているわけではないかも知れない・・・

 

(↑ 6日目に訪れたアルベロベッロ)

 

9/26(水) 1日目 フィレンツェ泊

ヴェネツィア→フィレンツェ トレニタリアの特急を利用。

この日は終日ウッフィーツィ美術館。

仕方ないのでランチもウッフィーツィ館内のカフェで。予想通りバカ高い。

 

9/27(木) 2日目 フィレンツェ泊

フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅前発の現地日帰りバスツアーに参加し、チンクエ・テッレ日帰り。

昼食をCIAKという店で取ったが、魚介のリゾットがものすっごくうまかった。

旅行2日目にしてすでにベストを食べてしまった気がしたが、旅行を終えてみると事実その通りだった。

 

9/28(金) 3日目 ナポリ泊

フィレンツェ市内観光。

ピッティ宮が素晴らしくて印象に残っている。

(↑絵画であふれるピッティ宮)

 

夕方トレニタリアの特急でナポリへ。

ナポリ中央駅付近は、フィレンツェから来たらほとんど別の国。

道はゴミであふれ、信号のない道を車が飛ばし、混乱しているのに活気がなく、スリにあわずとも治安の悪さを肌で感じる。

街ゆく人々の緊張感が針のように刺さってきて、ナポリを宿泊地に選んだことを心底後悔した。

サレルノまで行って宿をとるべきだった。

 

9/29(土) 4日目 アマルフィ泊

ナポリのホテルに荷物を預け、ナポリ中央駅→各駅停車でサレルノへ。

サレルノ→船でアマルフィ。

ラヴェッロとアマルフィを観光。

アマルフィのケーキ屋「パンサ」のレモンケーキがおいしかった。

(↑ホテルの窓からアマルフィ大聖堂とドゥオモ広場をのぞむ)

 

9/30(日) 5日目  ナポリ泊

アマルフィ→船でカプリ島へ(この船はシーズンオフは出ないので注意)。

午前中、カプリ島一周ツアー。

午後はカプリ島内を散策。

(↑ケーブルカーであがるとみられる景色)

 

カプリ島→船でナポリへ。夕方ナポリへ行く乗船券は売り切れるので昼のうちに買っておくこと。

 

港からナポリ中央駅までは地下鉄を利用せねばならないが、なぜか地下鉄の駅が複数閉まっていた(シャッターが下りていて入れない)。

夜のナポリを30分近く歩く羽目に・・・

 

10/1(月) 6日目 アルベロベッロ泊

ナポリ中央駅前バスターミナル→マリーナバスでバーリ中央駅へ→電車(Sud Est線)でアルベロベッロへ。

途中から電車を降りてバスに乗り換えねばならなかった。

10/1から路線の電気系統工事のため、数駅分がバスで振り返られていたのだ。

当然、事前には知らなかったのでびっくり。

 

終日アルベロベッロ観光。

(↑アルベロベッロの街を遠景で)

レストランLa Cantinaはつねに満員の店。

ヴェネツィアから来た自分には驚くほど安く感じた。

 

10/2(火) 7日目 バーリ泊

午前中、アルベロベッロからバスで近隣の街ロコロトンドへ。

おとぎの国へ迷い込んだかのような白壁の続く静かな町で、大変美しかった。

午後バーリへ戻る。

 

10/3(水) 8日目 バーリ泊

バーリ中央駅から電車(アップロ・ルカーネ線)でマテーラへ。

マテーラは道案内表示がほとんどないので、ガイドなしで歩くのはやや無謀だった。

 

10/4(木) 9日目 ローマ泊 

バーリ中央駅からトレニタリアの特急で、いざローマへ!

ようやく10年越しで思い続けたローマの地を踏むと思うと、バーリ最後の夜は胸が高鳴り寝付けない・・・ということはなく、長旅の疲れもありいつも通り熟睡。

ホテルに荷物を預けてからバスでヴェラーノ墓地へ。

この日のローマ観光はアレッサンドロ・モレスキのお墓詣りだけで終了。

 

10/5(金) 10日目 ローマ泊

終日ヴァチカン観光。

優先入場が機能しているのか謎だったウッフィーツィと違い、予約客はすいすいと入れた。

昼食もヴァチカン美術館の中で。ウッフィーツィほどバカ高くない。

土産物屋が美術館内の至る所にあり、ヴァチカングッズが買える。

ウッフィーツィより粋でハイセンス、欲しいものが多かった。

(べつにウッフィーツィに恨みがあるわけじゃないが、なにかとヴァチカンのほうが洗練されていたので)

 

サン・ピエトロの長蛇の列は荷物検査の列なので意外と早く流れる。

(↑サン・ピエトロの中から。雨上がりのヴァチカンと虹)

 

10/6(土) 11日目 ローマ泊

ローマ市内観光。

バルベリーニ宮は、フィレンツェのピッティ宮と比べると地味。

骸骨寺はおもしろがって行くような所ではなく、足を踏み入れると静謐で神聖な場所だった。

ローマの教会はヴェネツィアと比べるとどれも圧倒的。

 

それはそうと、ローマの人間が不親切なのでびっくり。

ローマ1日目の墓地の人は大変親切だったが、それ以外はどこの国?というレベル。

ヴァチカンの人は普通。

 

10/7(日) 12日目 ヴェネツィア泊

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂(モレスキが15~25歳まで聖歌隊院だった)と、

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を見学。

(↑神聖な輝きに満ちていたラテラーノ大聖堂)

 

その後トレニタリアの特急でヴェネツィアへ。

ようやくヴェネツィア! お疲れ様!

 

10/8(月) 13日目 ヴェネツィア泊

ヴェネツィア離島めぐり。

 

10/9(火) 14日目 ヴェネツィア泊

ヴェネツィア本島見学。

朝、リアルトの魚市場へ行き、昼はサルーテ教会や音楽院を見学。

 

10/10(水) 15日目 ヴェネツィア泊

電車でラヴェンナへ。

ラヴェンナのバールのお姉ちゃんがとても優しくて、ローマの人間ですさんだ心が癒された。

 

10/11(木) 16日目

おみやげ(エスプレッソを沸かすマキネッタ)を買い、空港へ。

 

以上、概要でした!

ナポリに行ってポンペイ遺跡を見ず、ローマに行ってコロッセオを見ず、ヴェネツィアでサン・マルコ寺院に入れなかった旅となりました(サン・マルコは出発当日の朝だったため長蛇の列で断念)。

コロッセオは、両親は私が生まれる前にローマ一日自由観光をすべて費やして見学していた。

それでもローマに行くなら、と母からは計画に入れることを勧められたが、ラテラーノに行きたかったのでやめてしまった。

美しい教会や、名作が所狭しと並ぶ美術館を多数見学できたので、自分としては大満足だった。

 

これからの記事で詳細について書こうと思うが、日程順に書いていくと途中で力尽きそうなので、印象に残った場所から書くことにする。