地下鉄の中でもしかしたら、
キミをみつけるかもしれない。
もしかしたら、
キミは記憶を失っていて、
何もなかったように、隣に座っている私を
偶然の隣人として
見るかもしれない。
そんな
0.1%にも圧倒的にみたないことを
想像してみる。
だから、今日も地下鉄にのって仕事にいける。
何度かの偶然ののち、
私は声をかけるだろう。
そして、はじめてのように、新たな記憶をつくれたらいい。
そしてまた地下鉄で帰る。
そしてまた明日も同じ想像をするのだろう。
いっそ、なくなってしまうのが私の記憶ならもっといい。