センサー爆弾詰め

お久ですー

前回と前々回で本将棋の仕掛けについて紹介したので、そろそろフェアリーな将棋の話をさせてもらいまーす。

紹介させてもらうのは最近思い付いた「センサー爆弾詰め将棋」(長いので以降"爆詰め")

ルール説明
基本的には本将棋をベースにしたルールです、先手・後手共にお互いがセンサー爆弾を1個ずつ持っています。(駒台に置いておく)
自分の駒を移動させた時、その駒が元居た場所にセンサー爆弾を設置することができます。(初手▲7六歩なら7七に爆弾を置ける)

この爆弾がある場所に駒が打たれる・または移動した場合、その駒は爆発し相手の持ち駒になってしまいます。
爆弾はどちらが設置したかに関わらず、自分の置いた爆弾に自分の駒が移動しても爆発します。爆弾はお互いに1個しか設置できませんが、自分の設置した爆弾が爆発したら、また自分の駒台に戻ってきます。
玉が爆発したらその時点で負けです。

詰め将棋を例に見てみましょう。



500円玉が爆弾です、もちろん後手も持っています。普通の詰め将棋なら▲1三金△1一玉▲1二金打の三手詰みです。
ですが爆詰めの場合、▲1三金には△1一玉1二爆置と対応します。



10円玉が後手の爆弾です。
これに対し▲1二金打は爆発して後手の持ち駒へと吹き飛んでしまうので不詰みになります。なので正解は▲1三金△1一玉1二爆置▲2三桂△同香▲2二金打  迄の5手詰みです。

これが主な爆詰めの主旨です。

尚、飛車、角、香、のみ少し特殊なルールとして、移動してきた場所の好きな位置に爆弾を置くことができます。
また飛車、角、香が移動する際、センサー爆弾を飛び越えて移動することはできません。例を見てみましょう。



この図の場合、1五の飛車は4五にある爆弾迄しか移動できません。この局面で▲4五飛車爆発と指した場合は、移動した場所に爆弾は置けないため、1五・2五・3五の地点のいずれかに爆弾を置くことができます。
また、爆弾を爆発させることによる開き王手が存在します。先ほどの図で先手に持ち駒があった場合、▲4五X爆発と指すことで爆弾が消え、1五の飛車で王手を掛けることができます。それを利用した爆詰めもあるので要注意。

長ったらしい説明が続きましたが、以上が爆詰めのルールです。
ではでは早速練習問題。

爆5手詰め(10円玉が玉方の爆弾)




爆7手詰め


まあ暇だったら簡単なので解いてみてください(~_~)
残念ながらこういうフェアリーな将棋を受け入れてくれる人は少ないのですが、詰めパラを読んでるような方は是非チャレンジしてくれると嬉しいです♪