どうも。ご無沙汰してます。ヴェルです。

 

今回は、タイトルにもありますが、

 

【すみっコぐらし ~とびだす絵本とひみつのコ~】

 

「すみっコぐらし 映画」の画像検索結果

 

こちらの映画の方、鑑賞してまいりましたので感想などを述べていけたらなと思います。拙い文章ですが、最後まで見ていただければ幸いです。

 

※基本的にネタバレ等はありません。僕の主観に基づいた映画の感想をつらつらと書き連ねているだけてす。が、1ミリでもネタバレにつながる出来事は避けたい、という方はブラウザバック推奨です。まぁそんな人はこんなブログなんて開かないだろうけども。

 

 

 

 

・僕は「すみっコぐらし」をしらなかった

 

 まず、僕自身の話。僕はこの映画を鑑賞するにあたって、事前に「すみっコぐらし」について一切調べずに映画館まで足を運びました。そもそもこの映画を観ようと思ったきっかけが、Twitterで評判だったから(そういう人、結構いると思います。)なので当然といえば当然かな。

 

 僕は「すみっコぐらし」に興味があったわけではなく、「ネットで評判の映画」に釣られてのこのこと劇場へ向かったわけです。頭にあったすみっコぐらしの印象としては、女子向けの文房具やゲームセンターにおいてあるぬいぐるみ、くらいでしょうか。

 

 とりあえず、つい最近まで僕のようなガチムチ野郎には一切縁のないものだという認識しかなかったです。

 

 

・映画について

 

さて、本題ですね。先ほども述べましたが、僕自身すみっコぐらしに対してアニメーション作品である、という認識をもったことがなかったので、一体どういった感じに話が展開していくのか、気になっていました。というのは、実はこの映画、上映時間が一時間の短編物なんです。

 

 ただでさえ通常の映画と比べて短い時間になっている今作、知識0でも楽しめるのか。結論から申し上げますと、初見でもまったく問題ないです。

 

 映画の冒頭で登場キャラクターの紹介、作品のコンセプト等を簡単に説明してくれます。そしてキャラが一切言葉を口にせず、ナレーションに基づいて物語が進行していきます。

 

これが意外にイイ。無駄な掛け合いで時間を使わないし、複雑な伏線も張りずらい。まさしく子供向けの映画ならではの配慮なのかなと。僕らが見るのにも頭使わなくていいので楽ですよ。仕事に疲れたサラリーマンとか見に行くと心軽くなるかも。知らんけど。

 

・この映画の良さについて

 

 この映画の魅力について。これも完結に申し上げますと、ラスト15分にすべて詰まってます。それだけです。

 

 僕は生来涙もろいことで有名(?)なのですが、当然のように今作も涙しました。というか映画観に行くと大体泣いてます。しかしこのすみっコぐらし、ほんとに涙腺ブレイクさせてくるのでハンカチは必須です。隣の奥さんも号泣してました。

 

 なんでこんなに泣けるのかなと考えていたのですが、それにもおそらく理由があって、このすみっコぐらしがあくまでも”子供向け”の映画である証明にもなっているのかな、と個人的には思いました。

 

 たとえば、我々10代の若者にマルクスの著書『資本論』や、ヘーゲルの『精神現象学』を読んでみろ、と言っても大多数の青少年にはその内容を理解することすらできません。なぜなら、彼らの著書は彼らのキャパに合わせて執筆されているからです。つまり、我々のような一般大衆の思考力では先人の残した英知の結晶の片鱗に触れる前に眠気先輩にレ〇プされてしまい、夢の彼方へ連行されてしまう、というワケです。

 

 

それと同様に、まだ小学生、もしくは入学前の児童にカフカの小説を読め、と言っても無理でしょう。なぜならカフカは年少者へ向けて本を書き上げたわけではないからです。

 

 小学生には、小学生に向けた読み物が、大人には大人に向けた読み物が、学者には学者に向けた読み物が、それぞれの思考力のキャパに合わせて用意されているのです。

 

 このすみっコぐらしは、子供のキャパに合わせた物語として作られています。つまり、子供よりも大きな思考力のキャパを持っている我々が子供を感動させるように作られているこの作品で感動しなわけがない、という寸法です。

 

 ベートーヴェンの第九で涙を流す子供はいなくても(いるかもしれませんが)、フランダースの犬で泣く子供はいますよね。そういうことです。

 


 要は、すみっコぐらしを観に行けよDT。ということです。このクソブログが、少しでも皆さんの観劇欲を煽れていれば幸いです。さよなら。