中国から「薬草」として日本に渡ってきたゴボウ。
当初からゴボウは「ただの野菜」ではなく、「薬に近い食材」というイメージだったようです。
しかし、今現在、世界でゴボウを食用にしているのは、日本、韓国、台湾、フランスを中心に、ごくわずかだそうです。
確かに、韓国ではゴボウ茶に加え「高麗人参茶」など、根菜を基にしたお茶が多く飲まれていますし、実際に韓国女性の美肌っぷりを見てもゴボウ効果は想像できます。
ゴボウといえば、一番に挙がる含有成分は「水溶性、不溶性の食物繊維」ですが、それだけではなく、様々な美容・健康効果をもたらす成分を含んでいるのです。
ゴボウの成分を詳しく分析してみると、まず水溶性食物繊維である「イヌリン」には整腸作用があり、便秘や肥満の改善に効果大
さらに利尿効果のある「リン」、「カリウム」がむくみを解消。
体内の老廃物を排出してくれるデトックス効果も期待できます。
さらにさらに、「アルギニン」が新陳代謝と肌のターンオーバーを促進
美肌効果はもちろん、この時期に嬉しい風邪予防効果まであるといわれています。
極めつけは、皮に大量に含まれる「サポニン」。サポニンには強い抗酸化作用があり、エイジングやダイエットに効果的とのこと。
よくリンゴ、サツマイモなどは「皮に一番栄養成分がある」などと言われていますが、ゴボウも例外ではないようです。
ゴボウは軽くこすり洗いをして土や汚れだけを落として皮まで頂くことがポイントです。
元やっちゃ場の仲卸の人間が教える美味しいゴボウの見分け方
①「切り口が茶色く変色していない物色が変わった物や茎・根が伸びてきている物は古い物なのでダメです。
②両端を持ってフニャフニャする物は、収穫してから時間が経っている物が多いです。
ゴボウの旬は本来は、秋と言われていますが、新ゴボウや保存が利く泥付きなどがあるので、ほぼ1年中流通していると思います。
国産ゴボウが旬じゃない時期に販売されている安いカット済みの物は外国産が多いと思います。
【家でも簡単に作れるゴボウ茶の作り方】
①牛蒡をスライスして、晴天の日に2~3日間ほど天日干しにします。
②フライパンで10分ほど炒めて水分を飛ばします。
③ティーポットにお湯と②を入れて5分位おき、 色が出てきたら完成!
ゴボウ茶は正直言うと「おいしい」とは言えませんが、アンチエイジング効果を考えてゴボウが安い時にでも作ってみてはいかがでしょうか