レポート遅くなりましたが、
空梅雨でお天気の良い中、
久々に産地の見学会に行ってきました
2013年6月8日(土)午後
常総市・峯ファーム
参加者は14名
峯ファームさんは、県内でも水耕栽培の先駆的農園で、現在は、大手ハーブ・スパイス会社のS&Bエスビー食品の契約農場として、周年通してたくさんのハーブを育てていらっしゃいます。
ほとんどのハーブが、一般小売向けで、スーパーマーケットなどに並ぶ、家庭向けだそうです。
みなさん、家庭でハーブを料理に使われていますか?
そういえば、最近は、どこのスーパーの青果売り場でも、フレッシュハーブを見かけるようになりましたね!
どんなハーブが人気かというと、イタリアンブームなど、洋食の定着によって、次第に家庭でもバジルやイタリアンパセリ、チャービルなどのハーブが身近に使われるようになってきて、今は、アジア料理のブームからか香菜(パクチー)も年々需要が増えているそうです。
食のブームと共に変化するハーブの人気、というのも面白いですね。
どんなところで育てられているのかというと、
鉄骨の大きなハウスがいくつも並び、ほとんどが養液水耕栽培となっています。
中に入ってみると、土が無く、とてもクリーンな装い。
一面に可動式の棚があって、穴の空いたウレタンに発芽をさせたスポンジを差し込むようになっているので、一株一株、手作業で管理されているのがわかります。
また、隣り合って近いところに、違う種類のハーブが栽培されているということもあって、容易に農薬の使用ができないため、害虫は黄色の粘着テープや電光を用いるなどして防除をされており、事実上、農薬を使用しない栽培であるということがわかりました。
ハーブは、水に弱く傷みやすいものもあるので、洗ってしまうと日持ちも良くないことがあるので、これだと安心ですよね
種類によって、生長したら抜き採って収穫を終えてしまうもの、数回刈り取って収穫するもの、また水耕に適さないものは別棟の土耕ハウスに、となっていて、本当にたくさんのハーブの種類に圧倒されます。
それらを、収穫すると、専用の選別・袋詰めの部屋に運ばれ、異物混入などの細心の注意を払いながら、製品にしていくそうです。
※契約農場以外の部分については、企業秘密の為、見学できません
一通り農場を見せていただいた後に、休憩所に集まって、代表の坂入社長さんから、水耕栽培を始めた歴史、そしてエスビーさんとの繋がり、今後の展望などについてお話を聞かせていただきました。
何を隠そう、うちのメンバーの一人でもある、農家のK竹さんも、土耕で香菜を生産する契約農家のおひとりなんです、坂入社長は、「まだまだこれからパクチーは売れるよー!だから頑張って面積も増やしてもらわないと!」と、おっしゃっていました(笑)
K竹さん、がんばってー!!!
契約している農場だけでなく、坂入社長の元では、社員として働く若い従業員さんがいます。研修を積んで、将来独立を考えている方もいるそうで、人材育成も行い、地域との繋がりも大事にしようという頼もしい農場なんです。
まだまだ、これから成長するであろう、フレッシュハーブ事業。
私たちも、スーパーの店頭で見つけた時には、積極的にハーブを取り入れて、楽しみたいと思います。
お忙しい中ご協力をいただきました、峯ファーム坂入社長、そしてコーディネートしてくださったK竹さん、ありがとうございました
ベジフルコミュニティいばらき
野菜ソムリエ 田野島万由子