日時:2007112() 19時~2230

場所:ポケットファームどきどき 体験教室

(参加人数:13人)

今回で3回目となるVFCの勉強会は、気温もぐっと冷え込んできた11月初めに茨城町にあるポケットファームどきどきで開催されました。

今回の開催場所である、ポケットファームどきどきの所長でマイスターの小泉さんをコーディネーターに迎え、講師として招かれたのは株式会社柳川採種研究会の塚田元之さん。

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準備の段階からテーブルに並ぶ野菜について質問が飛び交い、始まる前から皆さん意欲満々で臨みました。

今回のテーマは

「秋冬野菜の品種特性と調理のポイントについて」

4種類の秋冬野菜が並んでいましたが、まずはハクサイから。

日本にて改良された現在のハクサイの原種とも言われる中国野菜で、ハクサイとは別物。通称タケノコハクサイなどと呼ばれているものです。肉が薄く、水っぽくないパリっとした食感で、キムチなどに適しています。そして、鍋物でも煮崩れないので特徴を生かして使い分けるものいいですね。

塚田さんは料理が趣味ということもあり、その品種から特性、またはどんな調理に向いているかなどをわかりやすく丁寧に説明してくださいました。
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そのあと、柳川採種さん一押しのサツマイモ「クイックスイート」の説明。70℃という低温でも糊化しやすく改良されたもので、電子レンジでの加熱でも甘みを出すことができるという、お手軽な品種。レンジでそのまま加熱できる包装まで用意されていました。実際にレンジ加熱をしたものを試食。

以上2品目の野菜の説明をした後、「じゃあ、次に果物をご紹介します」と話す塚田さん。


でも、あとの野菜はパプリカカブ

皆で不思議そうに見ていると、「あとでわかりますよ」とニコリ。


それぞれ品種、特性、向いている調理法を説明した後、「聞いていてもわからないから、試しに食べてみましょう!」と全員が前のテーブルに集まりました。

用意されていたのは、サラダカブ。
カブは皮の部分が土臭いので、と皮を器用に放射状に剥いて見た目も素敵な形に仕上げると塚田さん自らパクリ!

「ん~、甘いですね~」

その後、切り方を教えていただき実践。しかし皆が目的にするのはその中身。

「いただきま~す」、カブとパプリカを試食しました。
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〔果物〕と話されていた意味がわかりました。

カブはまるで柿のよう。
パプリカ(黄色)もよく売られているものよりも小ぶりで普通のピーマンのようですが、甘みが強く、丸ごと食べてもいいくらい。

他の2つの食材もいただきながら、更に詳しい品種の話やその作り方、そこにはない野菜にまで話が及び、時間がいくらあっても足りない感じ!

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↑みんなカブの葉っぱを片手にもぐもぐ・・・
なんか小動物みたいでかわいいっby代表(ま)

ここで、時間も限られているので、懇親会へ。

1回目の勉強会もここで開催し、そのとき好評だったどきどきの美味しいお惣菜がたくさん。それらをいただきながら、更に秋冬野菜の話や会員の近況報告を交え、遅くまで交流を続けました。

おまけに、VFC所属の櫻井さんが持ってきたちらし寿司まで登場!こちらは来週開催される「大好きいばらき県民まつり」で提供予定の、野菜をふんだんに使ったちらし寿司なので、試食もかねながら意見を出し合って打ち合わせを行っていました。

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↑茨城県の水戸周辺はごぼう、にんじん、さつまいもなどの産地です。今が旬の味覚を是非お寿司に込めたいと試行錯誤の上、中身が見えるカップのちらし寿司を考案☆イベント会場でお子様でも食べやすいスプーンでパフェみたいなお寿司!そんなイメージで色とりどりの食材を詰めてみました。ホームパーティーなどでグラスに入れて盛り付けてもおいしそうですね。どきどきのレストランで食べられるかも!?11月10・11日の県民まつり遊びにいらしてください!!(ま)

最後に副代表の大高さんによる、大子のりんごの差し入れ!おなかもかなり満足した勉強会になりました。

3回目ということもあり、会員同士慣れてきたので、和気あいあいとした雰囲気でした。

その中で様々な情報交換も行われ、自分自身の知識も広がりました。

また、このような勉強会にどんどん顔を出していきたいと思います。

講師の塚田さんをはじめ、関係者の皆様、お忙しい中、ありがとうございました。


ジュニアベジタブル&フルーツマイスター 

石川 真由美