最近、私の自転車のアクティビティは特別減っていないのに、

 

ブログの更新だけが減っているので、

話題にできること、

比較とか、載せといたら誰かの役に立ちそうなことが色々あるのに、

そんなネタばっか貯まってしまっております。

 

 

 

スピードプレイのペダルのことも書きたかったんですけど、

 

 

 

まずは、私の日本で使う用に買ったセカンドバイク、

スペシャライズドのアレー・スプリントと、

 

メインバイクである、ビアンキ、オルトレXR1の乗り心地の差なんて、

えらく楽しい話題に今まで一切触れていなかったんですよね。

 

 

 

楽しいって、なんだろう、

とにかく乗り比べるのって楽しくないですか?

 

 

 

パーツの変更でもなんでも、

私には、それがもう自転車の楽しみの一番にくることかもしれないのです。

 

 

 

 

 

こいつが、私のメインの自転車、

現在の、オルトレXR1です。

 

紆余曲折あって、このポジションに行き着き、

今では、サドルの硬さも、ハンドルの幅から手触り、

ポジション、全てにおいて、完全に満足しているところです。

 

 

あとは、ディープリムの投入を待つばかりで、

ここから何かを変更する予定は、全然ないぐらいに満足している。

 

こいつが、私にとっての最終バージョンです。

 

 

 

 

 

 

そしてこいつが、日本の実家に置いてあります、

アレー・スプリント!

 

 

ちょっとふざけてるのか?

ってぐらいポジションが違うじゃないですか。

とても同じ人が乗っている自転車とは思えないという。笑

 

 

 

 

 

青系の自転車に、白いサドル、

というのが、私の統一コンセプトで、これには結構満足しているんですけどね。

 

 

 

この(サドルとハンドルの)落差の違いが、並大抵じゃない!

 

 

これでも後輪とサドルの関係をよくよく見ていただれば、

サドルの高さは、ほぼ同じと言うことがわかります。

単に、アレー・スプリントのフレームサイズが2サイズ小さいことと、

スロープもアレー・スプリントの方が激しいですから、

こんなにシートポストが長くなっちゃうんです。

 

 

 

 

落差は(サドルトップから、ハンドルのクランプの中心で測って)

ビアンキのオルトレの方でも、

8cm弱はあるんです。

 

 

 

それに対して、私のアレー・スプリントは、

実は測っていないんですけど、多分これ、15cmぐらいありますよね。平気で。笑

 

 

 

でも、不思議なことに、これでも全然いける、

と言いますか、

実際これで走った最長が、以前上げました、

荒川下りライドの60kmなので、

もしかしたら100km以上走ったら問題になるとか

いうこともあるのかもしれないのですが、

 

 

この落差で、ステムの長さなど、色々と調整して、

全く肩に力がかからず、

しっかりと安定して走行できる位置がここで出たんですよね。

 

 

 

実は、このステム、スペシャライズドのコンプ・マルチステム

というやつで、

角度が可変できるタイプのものなんですが、

この写真の時は、確か21度にしていて、ちょっと下がり気味でしたが、

私のベストポジションは、17度、ちょうど平行のところに持ってきて出ているので、

ここから、数ミリはハンドルのポジションが高くなって、

今の、アレー・スプリントのベストポジションが出ております。

 

 

 

 

このアレー・スプリントを買うときに、

小さめの自転車で、ヨーロッパの選手並みに落差のつけたポジションを試してみたい、

という気持ちが、もともとあったのです。

 

まあ、セカンドバイクだし、

結構、遊んでもいいのかなぁとも思ってましたからね。

 

 

それで、まんまとそれを試すことができたわけなんですが、

 

 

 

予想に反して、

本当に、えらい低いポジションでも、すごく心地よいポジションを出すことができちゃったんですね。

 

 

 

 

私は、もともと体がすごく柔らかいし、

職業柄、呼吸法は非常によく発達しているので、

姿勢は、低くても苦しいようなことは、まず起こらないのです。

 

 

その条件では、結局空気抵抗が少なくなる低いポジションの方が、

有利になるわけで、

 

後は、単純に肩に力が入るか入らないかで、ポジションを探して、

このポジションに至ったわけです。

 

 

 

 

 

もちろん、ポジションが低い分、

リーチは、アレー・スプリントの方が短くなっていますが、

結局は、これも不思議なことに、そんなに極端に短くないんですよ。

 

 

ビアンキ・オルトレのフレームのリーチは、393mmで、

ステムは、130mm、ハンドルのリーチが70mmなのに対して、

 

アレー・スプリントは、フレームのリーチが、380mm

ステムが、120mm、ハンドルのリーチが75mm

 

ですから、リーチ、全部合わせて593mmのビアンキ・オルトレに対して、

アレー・スプリントは、575mmで、

 

 

実は、18mmしかリーチの差がないんですから!

 

 

ただし、ビアンキ・オルトレのシートピラーは、

データがないので正確ではないですが、

20mmほど後方にオフセットしているのに対して、

アレー・スプリントはオフセット、0mmですので、

サドルのレールの長さにもよるので、正確にはわからないものの、

2台とも、サドルはほぼ目一杯前に出している中、

 

少なめに見て15mmは、オルトレの方がサドルの位置が後ろよりの筈なのです。

 

 

まあ、それを計算に入れても、33mm、

3センチ強ぐらいしかリーチは違わないのです。

 

 

 

もう、不思議としか言いようがない。

本当に、ポジションて杓子定規にはいかないですよね。

 

 

 

 

 

 

ポジションだけで、長くなってしまった。

 

 

 

 

 

 

乗り心地にも少しだけ触れておきますが、

 

 

 

 

事実、フランスに帰ってきて、

久しぶりにオルトレ君に乗ったら、

 

その乗り心地の上質さに、よだれが出ました!

 

 

 

アレースプリント(2018)と、

オルトレXR1(2017)の比較ですが、

 

 

これは上質という意味において、本当に段違いでした。

 

 

硬さはどうか、

印象としては、むしろアレー・スプリントの方が、少し柔らかいのか??

と、感じるぐらいで、そこには、それほどは違いを感じないのですが、

 

 

それなのに、乗った感じが、オルトレXR1は本当にエレガントです。

振動を吸収する感じが、やっぱり絨毯の上を走っているかのようなマイルドさがあって、

なのに、硬さ、ペダルを踏んだときのダイレクト感は、

他の要素(ペダル自体とホイールなど)の差を考慮に入れないで言えば、

明らかに、オルトレの方が、ダイレクト感が強い!

 

 

 

 

そして、一番の差は、ハンドリングです。

 

 

 

オルトレのハンドリングの素晴らしさを、

アレー・スプリントと乗り比べて、スッゲーよく感じましたよ。

 

 

 

ハンドリングの自由度と申しますか、

角を曲がった時に、マンホールがあって、それを避けるためにほんの少し

イン側に切れたいと思いますよね。

つまり、2回別の孤を描くことになるわけですが、

そういう時に、オルトレは、なんの問題もなく、

がっちり安定したまま、完全に思った通りのラインを走ってくれるんです。

 

 

カーブを描くラインが、自由自在ってことなんですよね。

これ以上倒すと、一気にインに切れる、とかそう言うことが一切ない。

無段階に、倒した分だけ深く切れるという、この素晴らしさです。

 

 

しかも、これほど反応がいいのに、常にエレガントさを失わない。

 

 

 

おー、マジで褒め称えますよ。

私の愛車を!笑

 

 

 

この「ハンドリングの良さ」

というのは、本当に乗っている楽しさにダイレクトに響きますよね。

安心感と安定感と、エレガントな感触、

それと、自転車と対話をしているような、

思った通りのことを、いつもわかってくれる相棒のような、

 

 

そんな感じ。

 

 

(褒めすぎか)

 

 

 

それでいて、私のペダリングの力はがっちりと受け止めてくれて、

スピードに乗せてくれるんですから、

もう2016年の時点で、カーボンフレーム製造の技術は、

芸術的な次元まですでに行っていますよね。

 

 

今、最新の2019年版なんて、みんな本当にすげーんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

常々思っているのは、

もちろん、レース機材、オルトレだったらXR4だとか、

スペシャライズドだったら、ヴェンジ、

ピナレロ、F10

 

こいつらの方がもちろん硬いし、

ツルツル、またはスルスルの乗り心地はたまらないものでした。

(サイクルモードで両方とも試乗しました)

 

 

でも、ああいうレース機材って、

平地で時速50km以上で巡航するのが当たり前の選手に必要な剛性を出してきているわけですから、

 

 

平地で時速40kmを出したらすぐにヒーヒー行っちゃうような素人の足なら、

それらのレース機材のコンセプトで、ワンランク下のカーボンを使っているフレームが

一番いいのではないかと、

負け惜しみじゃなくて、本気で思うんですよ。

 

 

オルトレだったら私のXR1、去年からはXR3

ピナレロだったら、ドグマじゃなくて、ガン、

2019年版からは、プリンスが復活しましたよね。

(あれ、まじかっこいいなぁ)

 

 

 

逆に言うと、

私の感覚からすれば、各社のセカンドグレードのカーボンバイクは、

私のような素人が乗っても、

全然宝の持ち腐れじゃなく、

その実力を、しっかりと感じ尽くすことができると思います。

 

 

18万円で、コストパフォーマンスが素晴らしいと評判のアレー・スプリントに対して、

30万円強ぐらいの、XR1がこれほど「違う」わけですから。